バカ親こそが「ブラック」の原因だ！（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #バカ親 #ブラック企業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。先日、首都圏にある中学受験専門塾が創立20周年を迎え、それを記念して開催された会への招待を受けたので、久々に新幹線に乗ってのこのこと出かけました。なぜ招待されたかというと、私（当塾代表）が自塾と掛け持ち（！）しながら、1年間だけその塾で講師をしたことがあったから。とは言えもう10年以上前のことなのに、この義理堅さは塾長の人柄そのものなのでしょう。塾長の周りを固めるスタッフの皆さんも本当にいい人ばかりで、20年の内のほんの1年だけの関わりだったのですが、久々に皆さんの顔を見た途端に結構刺激的（？）だった当時のことを鮮明に思い出しました。

その塾はなんとも個性的で「塾とは本来『先生』のことを指す。『授業』のことを指す。」として「我々の言葉よりもシステムやデータを必要とされる方は、会員に募集するつもりはありません。そういう塾に行かれるべきです。」と言って憚りません。また「国語も算数も理科も社会も、究極的には人生そのものに触れていくために学ぶものです。『何を学んだか』よりも『誰に学んだか』の方がはるかに大切だったと思います。」とも。地元では結構有名なので、ここまで言うとどこの塾だかわかってしまうかも知れませんね。塾長は有名大手塾のカリスマ国語講師だったのですが、他科目に関しては指導方針、カリキュラム、テストに至るまですべて担当講師にお任せ。言い換えると、すべて任されても大丈夫な力量がなければその塾の講師は務まらないということ。

また、保護者の皆さんも、いくつもある他の有名大手塾を尻目にこの塾に通わせようとするだけあって、講師を見る目もなかなかに厳しい。しかし、その厳しさも「自分たちの言うことを聞いてくれないとイヤだ」という幼稚なものではなく「この先生の人となりや指導方針を知りたい。それが納得できれば信頼してお任せしたい。」というもの。うわべだけのセールストークは一切通用せず「指導に関してこういう考えを持っており指導方針はこうだ。これだけはやってもらうというものは指示するし、やらなければ厳しく指導させてもらう。その代わり、しっかりついてきてくれるのであれば力は伸びる！」というようなことを堂々と言い切らねばならないというような雰囲気でした。私（当塾代表）も最初の保護者会はちょっと緊張しましたが、まあ、言いたいことを自信持って言い切るだけのことだったので、話し終わってみれば皆さんにもご納得いただけたようです。

そんな塾の会なので、出席者は中学受験業界でも名の知れた方が多く、話が本当に上手いし内容も示唆に富んだものばかり。お酒が入ったせいでもないでしょうが、学校、塾、親御のそれぞれに対してメチャクチャ辛口な意見も飛び出します。「バカ親のせいで学校も塾もどんどん軟弱になっていく。教員や講師に対しては『搾取』がエスカレートする一方で、学校や塾なんて今や立派な『ブラック企業』だよ！」一体どんな話があったかについては次回に。では、また。