「残念」な親子はなぜ残念なのか?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #毒親 #大手塾

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2021/02/13 「残念」な親子はなぜ残念なのか?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #毒親 #大手塾

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、中学受験に関する「残念」な親子のお話をしました。中学受験に携わる者として、中学受験の「毒」がいつまでもお子さんを蝕んでいることが余りにも「残念」でなりません。とはいえ、そうなったのも自業自得と言わざるを得ず…一体何が「残念」だったのでしょうか?

 

まず「親御」目線で考えてみましょう。我が子との相性等深く考えもせず「大手塾だから」「たくさん通っているから」という理由だけで大手塾に通い、合格者数にばかり目が行き「ここは合格者数が多いからいい塾だわ」「ウチの子もここに入ったら合格するはずだわ」と自己正当化し、さらに偏差値の高い学校がいいとマインドコントロールされ、塾に言われるがままテスト漬けにされ、クラス分けテストに一喜一憂し…「このクラスに入れなければ人でない。入れるはずだ、だって私の子どもなんだから。」あ~あ、大手塾の経営戦略にまんまと乗せられましたね。

 

そして、いよいよ親御の暴走が始まります。「このテストの結果は何なの?上のクラスに入るのにあと〇〇点も足りないじゃない!上のクラスじゃないと意味がないわよ。さあ、もっともっとやらなければ。何が足りないのかしら。もっと問題集を買い与えようかしら。何でもやってあげたい。やればできるはず。だって私の子どもだもの。」親バカは結構。だって自分の子どもだもの。でも、度を超すとそれが「親毒」になるのです。この「親毒」、厄介なことに当の「毒親」が気付く以外に解毒方法はありません

 

「あなたはどこの学校に行きたいの?志望校は?」漫然としていてもいいので、子どもなりに何らかのイメージを持っていてほしいと思います。私立中に対して地元の公立中とは「違う」という印象をせめて持っていてほしい。具体的な学校名が出るのなら、もちろんそれもいいことです。親御さんにも「せめてここには入れたい」という線引きを持っていただきたいと。そこから考察すると、今までの「残念」なパターンはズバリ「子どもの志望校に対する気持ちが薄すぎた。」「志望校がお子さんの意志ではなく親御の意志によるものだった」に尽きます

 

次に、「子ども」目線ではこんな感じでしょうか。「ママの言うまま、何となく大手塾にお習い事のように通ったの。それなりに塾友も出来たし、楽しかったよ。はじめの頃は先生も面白かったし。テストの結果を気にしだすようになったのは5年生になってからかな。ママがうるさく言うし、志望校判定とかが出だしたから。授業でも先生が厳しくなってきたわ。あと、ママは塾友のママ同士でよくランチをしていたみたい。そこで、あの子は〇〇中特訓に上がったとか落ちたとか、あと〇点で〇〇中特訓だったとか。『あなたの子は何が足りてないの?』『あの子の志望校は〇〇中、この子は〇〇中だって。』集まったらいつもこんな感じで、みんなお互いの情報収集に必死なの。私の志望校?ママが言う通りの学校に行くの。大手塾でもその学校の特訓クラスにいたんだよ。ママの言う学校ならいい学校なんだろうし、言う通りにしないとママ怖いし…

 

親が関わるのは結構ですが、子どもよりも前にしゃしゃり出て、かえってすべてをぶち壊していく…これが「残念」な親の共通項ではないでしょうか?前回お話した「残念」な親子も、そう変わらない状況で中学受験したものと思います。その挙げ句に第一志望を含めた当初の「併願パターン」を全落ちし、「やむを得ず」入った学校を見下しては中退し、それでも自分は慶応大くらいは行けると。親御も親御でそれを諫めるどころか、むしろ煽っている始末。ここでも「毒親」がまだ自らの「親毒」に気付いていない様子。はてさて、今頃どうしているのでしょうか?慶応大に無事合格できたのでしょうか…なんて言っては皮肉が過ぎるでしょうか。では、また。

 

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