授業に対する残念な親の「本音」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #授業 #残念な親

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2020/04/09 授業に対する残念な親の「本音」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #授業 #残念な親

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。先のブログで「『生授業』は『映像授業』より付加価値が高い」という考え方があるようですが、『映像授業』にはなくて『生授業』にだけある付加価値とは一体何なのでしょうか?」との問いに、「生」「映像」のどちらにも深く関わった者として、「志望校合格に必要な学力向上の土台作りとしてテキスト内容を指導するという点では「生授業」も「映像授業」も大して変わりはない」と記しました。では、なぜ親御の間では「生授業>映像授業」という考え方が蔓延るのか?その心理について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

 

今年から本格始動する(コロナ騒動で出ばなをくじかれましたが)新学習指導要領では、英語の時間数だけ総時間数が増えました。つまり既存の科目の時間数は維持されました。大幅な学力低下を招いたとされる「ゆとり教育」から脱する流れであることは間違いありません。それでも、本格的な中学受験にはまったくもって不十分。中学受験で履修するカリキュラムは「質量ともに最大であった頃の学習指導要領」の内容だからです。細かいことを言えばまったく同一ではないですが、求められる学力レベルという意味ではそう理解するとわかりやすいかと思います。

 

いくら「思考力」が大切だと言っても、そんなレベルの中学受験用テキストをポンと渡して「はい、自分でやっといてね」では、流石に途方に暮れるオコチャマが続出。この単元でどんなことを学べばいいのかという導入くらいはしてあげても、子どもたちの思考を妨げることはないでしょう。算数で例題を一緒に考えてみたり、国語で漢字の成り立ちを考えてみたり、理科で身近な機械の仕組みに触れてみたり、社会で歴史をドラマ風に語ってみたり…「入口」まで手を引いてあげることは決して「不要不急」ではないでしょう。

 

問題となるのはここから先。入口でオコチャマの手を離して、出口までは自らのアタマで歩かせる。指導する側は出口で辛抱強く待たねばなりません。試行錯誤の回り道をしているオコチャマを。ただ放っておくのではなく、オコチャの様子をよく観察して、時には最低限の助言を、時には叱咤激励をしながら、オコチャマの「思考」が止まらぬように導くのです。

 

ところが、この辺のことがわかっていない親御が多過ぎる。今時の風潮で、仕事でも余暇でもとにかく「効率の良さ」ばっかり追いかけて来たからでしょうか。「一回教わる→一回でわかる→一回でできる」ことが当然であると信じて疑わない。子どもの「わからない」「できない」を決して認めようとしないんですね。「じゃ、もう一度テキストを読み直してごらん。考え直してごらん。先生に質問してみてごらん。」とはならない。「なんでこんなのもわかんないの?一体塾で何を聞いてきたの?高い授業料払っているのに、教え方がなってないんじゃないの?」こんなこと言っちゃなんですが、親御自身そんなご立派な仕事ぶりなんでしょうかネ?

 

つまり、こういう親御の授業に対する「本音」は「子どもの『学力』向上」ではないということ。「何言ってんの?ウチの子が授業がわからない、テストで点が取れない、っていうのは、塾がウチの子の『学力』を伸ばしてくれていないということじゃない。アタシが子どもの学力向上を願ってない訳ないじゃないの!」ほぉ、そこまで言うならもはや是非もなし。残念な親の「本音」を暴いてみましょうか。では、また。

 

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