大阪と兵庫の私学展②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #大阪私立学校展 #兵庫私学フェスティバル

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、大阪と兵庫の私学展についてのお話をしました。規模の差はあれど、お目当ての学校のパンフレットや制服、展示に目を輝かせているお子さん、我が子の学校選びの参考にしようと熱心に学校関係者に相談をする親御さん、またそんな親子の気持ちを受け止めて一所懸命に学校をアピールしている先生方、三者三様に熱量溢れる場であったことは間違いありません。

その中でも、各校の個別相談ブースを眺めてみると、良い意味でも悪い意味でも興味深い光景が見られます。まず目立ったのは大学附属校のブース。大学入試改革の影響もあり、ここ数年大学附属校の人気が上がってきていると言われていますが、この展示会でも大学附属校のブースに人が多く集まっていたように思えます。「大学があるのは確かに魅力だけれど、希望の学科がその大学に無かったらどうなるの？諦めるのも嫌だけど、結局外部受験するのなら大学附属校に行く意味無いし。」という考えで大学附属校を選択肢から外す方もいらっしゃいますが、内部進学を確保した上で外部受験も認める学校も増えてきています。

ただし、学校成績が基準以上であるとか、その大学に無い学部を受ける場合に限るとか諸条件がありますので、学校ごとに確認が必要です。ただ有り体に申しますと、はじめは外部受験に色気を出していたものの、外部受験レベルの勉強がこなせずに結局内部進学になるというケースも少なくないようです。やはり内部進学と外部受験では自ずと「覚悟」の差が表れてしまうようですね。

また、学校によってはいまだに「高ビー」なところもあるようなので要注意。系列大学の卒業生かどうかを確かめるために両親揃っての面接を求める学校や、「毎年数名の成績不振による退学者がいる」という噂があることを尋ねると「事実だが、あくまで自己責任で学校としては特に手を差し伸べることはしない。」と断言する学校も。良し悪しは別にして、学校の話を聞いて「方針が合わない」と思ったら選択肢から外すことも考えるべきでしょう。

次に進学校のブースに目を向けてみると…このお話は次回に。では、また。