大阪と兵庫の私学展③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #大阪私立学校展 #兵庫私学フェスティバル

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。大阪と兵庫の私学展に行ってきた話の続きです。どちらも各校の個別相談ブースが並んでいるのですが、その様子を眺めているといろんなことが見えてきます。前回は大学附属校のブースについて感じた印象を書いてみましたが、今回はいわゆる”進学校”のブースで見られた光景について触れてみたいと思います。

中学入試も盛んな進学校のブースには、当然ながら小学生の親子も多く見られます。お子さんよりも親御さんの方が熱心なご様子。おそらく意中の学校なのでしょうが、親御さんの質問の中身は「どうすれば合格できるのか」の一点。聞きようによっては「合格を確約してくれないか」とも取れるようなものもあります。公立高校との併願となるような「ほぼ全入の滑り止め」私立高校ならいざ知らす、中学受験では「合格確約」を明言することはご法度。学校としても「入試傾向やその対策についてはご説明しますので、あとは勉強を頑張ってください。」としか言いようがありません。尤も、専願志願者のハードルを下げるAO入試を導入した学校もありますので、そういう学校では「受験資格認定＝実質合格」というところもありますが。なお、認定されないこともありますので念のため。大抵は学力が足りないことがその理由です。いくら専願でも勉強はしっかりやりましょう。

しかし、難関校ではそうそうのんきなことも言ってられません。中には難関校のパンフレットを何冊も抱えながら、難関校のブースを「はしご」しているような人もいるようですが、それで受かる訳でもないでしょうに。お子さんが無理やり「記念受験」させられないことを願うばかりですね。こういう人に限って、質問内容が「この人、中学受験や入試のこと何にもわかってへんなあ。」というようなことが多いのです。「学校のテストはいつも90点以上です。小学校の成績が良ければ合格できますよね。」後ろで思わずズッコケそうになりましたよ。いくら関西や言うても、吉〇新喜劇ちゃうっちゅうねん！学校の先生も何とも言えない表情してましたよ。それでも優しく対応されていましたけどね。

その一方、事前に調べられることは調べた上で質問をメモにまとめてしっかり尋ねていたり、学校の理念や指導方針をじっくり聞いたりしている親御さんもいます。来年以降私学展に足を運ぶ親御さん、事前準備も大切。お子さんの為にも、有意義な情報をしっかり持ち帰るようにしてください。では、また。