夏休み・最初の「脱落者」にならないために⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #音読 #読解力

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2019/07/24 夏休み・最初の「脱落者」にならないために⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #音読 #読解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。夏休みにぜひやりたい「音読」について話を続けますが、今回でひとまず終わりにしたいと思います。

 

「かいじゅうたちのいるところ」の絵本を音読しなさいと私(当塾教室長)に言われたその子「えー。」私、ニヤリとしながら「読めないんだ」みるみるウチに顔が赤くなっていって「わかりました!」絵本を開いて読ませてみましたが…途中でつっかえつっかえ読んでいます。やはり、私の思った通り。「それじゃ、マックスはかいじゅうたちの王様にはなれないね。」その子はさらに真っ赤な顔。「じゃあ、目をつぶって。今から私が読みます。聞いていてね。」私の朗読を聞きながらも悔しそうな真っ赤な顔。

 

読み終えてから、お母さん「こんなことが国語の読解問題と何の関係があるのですか?」「もちろん関係あります。絵本ですらまともに感情を読み取れないような貧弱な読解力がどこからきているとお考えですか。」お母さん「…」結局、その子は私の国語指導を受けることに。小1の漢字から漢字のつくりと意味、漢字はただ覚えるのものではないことを、時にはパーツに分解して視覚的に説明しました。国語の学習が退屈なものと決めつけていたその子は、興味を持ちながら学習を進めていきました。

 

並行して読書と音読も。夏目漱石や森鷗外の作品も「イイ子」の枠で感想を「考える」のではなく、対自分の視点で読んでいくことなどを言いました。そのうち「先生、主人公のこの考えはあり得ないよね。」「なんで?」と私。「だって、私は…」等と私に話はじめました。「じゃあ、その作品の面白いところを読んで聞かせてよ。」と私が言うと「いいよ!」と。

 

漢字の学習と共に「音読」がスタート。最終的にその子が興味を示したのは西洋のファンタジー、それも長編もの。折しも「ハリーポッター」のシリーズが世に出始めたころ。ハリーポッターシリーズは言うまでもなく読破して、更に私にこう聞いてきたのです。「西洋の物語で何か面白いものは?」「たくさんあるよ。」と言って『ナルニア国物語』『指輪物語』『ホビットの冒険』などをどんどん進めました。

 

その頃にはもう受験は目の前。でもその受験直前にその子が読み始めたのは『ナルニア国物語』だったのです。私もすっかり調子に乗って「クローゼットのドアを開けてみた?」などとその子に言っていたのですが、ついにお母さんが怒鳴り込んで来ました。その際のやり取りは省きますが、入試直前はおろか入試会場まで『ナルニア国物語』を持ち込んでいました。

 

結果は…最初志望していた中学より一つ上のランクの中学校に見事合格。あれだけ「偏差値が」「テストの順位が」と息巻いてギャンギャン言っていたお母さん、合格後のご挨拶にお見えになった時の言葉が「信じられません、ありがとうございました。でも、なぜなんでしょう、音読でこんなに読解力がつくなんて…」まだわかってないな、と思いながら私とその子はにっこり顔を見合わせました。最後にその子が私に言った言葉「先生、たくさんの友達をありがとう。」さあ、そこのあなた、この言葉の意味がわかりますか?20字以内で説明しなさい。夏休みにやってみませんか、せめて「音読」、されど「音読」。では、また。

 

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