思考力？簡単に育つけど何か？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #思考力 #親子の会話 #家庭内コミュニケーション

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」に関しての話を続けてきましたが、点数が悪いことにのみ目が行きがちの保護者の皆さんからこんな声が聞こえてきます。

「どんな風に入試が変わっていくのですか？所詮テストはテストでしょ。塾や学校で十分対策をしてくれるのでしょ？」

「思考力や記述式にテストが変わっていくというけれど、そんなテストで点を取るにはどんな勉強が必要なのでしょうか。」

「家でどんな問題集をやらせればいいのでしょう。」

今回はそのヒントとなることを述べていきたいと思います。

記述式というと皆さんはどんなことをまず思い浮かべるでしょうか。どんな対策がいるの？どんな問題集ならいいの？ズバリ言いましょう。「会話から始めよう」書く＝考えを頭の中でまとめる、そして順序立てて考える、そして言う、という最低のプロセスが必要でしょう。そのためには、まず自分の考えをまとめることができなくてはなりませんね。そんなの簡単でしょ？さあそうでしょうか。大人だってそれが苦手な人が結構いるようですよ。自分の考えをまとめる、というと大仰なことに聞こえますが、それこそ少し考えてみれば当たり前のこと。自分の考えは自分の言葉で表さないといけないのですから。

小さいときにお父さんお母さんにしてもらったような「忖度」は、世間では一切通用しません。ダダをこねても癇癪を起して怒り出しても、誰も相手にはしてくれません。それとも「ウチの子のことを何故わかってくれないんだ！」とモンスターのように怒鳴り込みますか？そんなことをしているから育たないんですよ、お子さんの「思考力」「表現力」が。小さいうちからの習慣そのもので、それらを育むことも十分できるのに。大人が親が子どもに話しかけて、まず考えを引き出すことそこから始めてみましょう。忙しい、何を話していいのかわからない「だからできない」なので、もっと手っ取り早い方法はありませんか？そんなお声も聞こえてきました。「会話」が面倒と言うのならば諦めますか。思考力や記述力。

例えば

「今日学校で先生はどんな服を着ていたの？」

「今日の給食何だったの？」

「音楽の時間に何の曲を練習したの？」

こんなことでも構いません。ぽつぽつと話しを始めたら「へぇ、そうなの」「それで？」等と言葉をつないで、単語を言葉にそして文にしていきます。誰でもそうでしょう。いきなりよどみのないスラスラとした文が頭の中に思い浮かぶことは、子どもの中では少ないはずです。

頭の中でまとめる作業から「会話」へ。そのことから「どうすれば自分の考えをわかりやすく伝えることができるだろうか」「こうすれば誤解のないように相手にわかるだろうか」などと自分の考えを「添削」していくことで、言葉も表現力も鍛えられやがて思考力にもつながっていくのです。たくさん話すこと、話し合うこと、そして話させること。人間は「言葉」でコミュニケーションを取るのです。言葉で、言語で「思考」するのです。他愛のないことでも構わないのでどんどん話しかけること、スマホなんかに「子守り」させるなんてマジでモッタイナイ！

でも今更…とあなたがお考えなら、悪いことは言いません。騙されたと思って今からでもやってみましょう。最初はウザがられても無視をされてもめげないで。「言葉」を信じてみることです。そこから思考力の第一歩が始まるのです。そして「家庭」のコミュニケーションが。では、また。

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