雲雀丘学園中・来年度入試変更詳報（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #雲雀丘学園中 #入試変更

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。ちょっと前に雲雀丘学園中の来年度入試の変更についてお知らせしました。今回はもう少し詳しくご紹介します。

今年度入学生からコース名が変わりました。中入生は「一貫選抜コース」から「一貫探求コース」、高入生は「選抜特進コース」から「文理探求コース」となりました。この「探求」というキーワード、今年度の高1生から取り入れられる新科目名にも出てきます。細かい話は省きますが、今回の教育改革における一つの目玉です。「課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現」というプロセスを通じて、「やらされる勉強から自分がやりたいことのための勉強への転換」「日常生活の中で様々なことへ関心を向ける習慣づけ」「生徒の数だけ探求があるという相乗効果」という意義や効果が期待できるとされているものです。雲雀丘学園では探求科という組織を新設、「雲雀丘は先生が熱心」という強みを更に高めるとしています。

今年度の入試について。附属小からの連絡生を除いた実質倍率は1.7倍程度。決して易しい数字ではありません。併願校は、神大附属と大教大附属池田が多くなっています。兵庫と大阪の境付近にあるという立地条件が影響しているのでしょう。他私学では、三田学園が最も多く、次いで高槻、関学、親和と並んでいます。神戸女学院が昨年より大幅に増えたようで、昨年から実施された入学金返金制度が大きな要因ではないかということです。

その中で後期合格者の「歩留まり」（合格者に対する入学者の割合）が低いことから、「それならば後期入試はもっと冒険的な入試にしよう」となったそうです。来年度の変更点は次の通り。

１．A日程午前を3科・4科選択のアラカルト入試とする。出願時に選択。

２．B日程で「理科入試（国算理）」と「英語入試（国算+英筆記・英面接）」実施。別選考とする。国算は共通問題。

A日程午後は変更なし。特別措置として18時まで時間を遅らせることが可能。なお、B日程で「理科入試」は正午までに終わるが、「英語入試」は最後に面接があるため13時までには終了としか言えず、他校の午後入試受験への配慮はしかねるので、どうしても時間が厳しいのであれば「理科入試」を受験してほしいとのこと。

前のブログでも書きましたが、情報は日々更新されています。カビが生えたような古い情報で判断を誤ることのないように。それがお子さんの学校選びであれば親の責任はますます重大です。では、また。