残念な人の「内部進学?外部受験?」⑦(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #残念な人 #内部進学 #外部受験

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2019/03/03 残念な人の「内部進学?外部受験?」⑦(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #残念な人 #内部進学 #外部受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回のエピソード、話し出したら言いたいことがどんどん湧いてきて、随分長くなってしまいましたが、ひとまず最終回です。

 

受験勉強にはついていけないことがわかっているお子さんと、上位校受験を望んでいた親御との溝はついに埋まることはありませんでした。それでも、最低限内部進学に必要なレベルはキープさせる勉強はさせていました。その時点では、そこまでがこなせる上限でした。学力面の問題も確かにありますが、精神面が幼過ぎるのが一番の問題でした。そのことに親があまりに無理解、無策だったことも話を拗らせました。

 

学力は勉強さえしていれば必ず向上するものでもありません。既にできる内容をいくらやっても現状維持なだけで、今の自分の力より少し上のことをやろうとしなければ向上しません。ちょっと考えれば(考えなくても?)当たり前のことです。しかし、勉強できない子に共通なのが「わからない」ということへの耐性が親子ともども極めて低いことです。精神面が幼いということでもあります。子どもはすぐに勉強を放棄しますし、親も「子どもが可哀想だ」と言ってすぐに答を教えてしまいます。そういうのに限って「ウチの子はきちんと勉強しているのに成績が上がらない。学校や塾は何をしているんだ。」などと外に責任をなすりつけます。断言します。できない理由は内にあるのです。そこを見ないフリしていては、絶対に学力は伸びません。

 

話を元に戻しましょう。冬休み前のある日、父親がやってきました。「学校で面談があり、内部進学することを伝えました。子どもがお友達と一緒にいきたいと言うので。」あんなに学校のこと嫌がっていたんじゃないの?という言葉を飲み込み、努めて冷静に尋ねました。「そうですか。学校の方は落ち着いたということですか?」「皆さん内部進学に気が向いたのか、あれ以来特に問題ないようです。それで、非常に申し上げにくいのですが、上のクラスに向けてのテスト勉強は家でやろうということになりましたので、本日限りで退塾ということでお願いします。」言いたいことは山ほどありましたが、もう何も言いませんでした。

 

入試時期も終わった頃、父子二人が久しぶりにやってきました。結局、上のクラスには入れず標準クラスで内部進学するとのこと。あれだけ学校に不満をぶちまけて、外部受験も辞さずと大騒ぎしていたのは一体何だったのでしょうか?親の都合で方針を二転三転させた挙げ句、最後は標準クラスで内部進学?だったら、始めから内部進学に的を絞ってやれば、途中でテンションを下げずに済んだ分、今より力もついていただろうに最後に一言だけ親切心で?言っといてあげました。「そうですか。中学楽しみですね。ですが、中学入学組は附属小の子より学力が遥かに上ですので気をつけてください。最近は附属校でも進学志向が強まっていて、中学も成績不振者には結構厳しいらしいので。附属小の子は最初からマークされるそうですよ。」お子さんの顔が青くなっていくのがわかりました。可哀想ですがそれが現実です。

 

附属小にお通いの方へ。内部進学も外部受験も選べるように学習塾で受験勉強するというのは、一見上手なやり方のように思えます。しかし、受験するかしないか曖昧なままでは、お子さんが真剣に受験勉強に取り組まなくなる可能性が大です。受験勉強がしんどくなったときに「受けないかもしれないし」という逃げ道を作ってしまうのです。そんなんで他の受験生に勝てるはずがないでしょ。外部受験するならさっさと決断して、退路を断って受験勉強に邁進させるべき。都合の良い両天秤は悲劇を生むだけ。内部進学、外部受験のメリットとデメリットをよく考えてください。では、また。

 

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