全国統一小学生テストの後にしておくべきこと（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今年２回目の全国統一小学生テストが終了しました。何はさておき、お子さんが最後までテストを受け切ったことに対して温かい一言をかけてあげてください。また、お子さんがテストについて話をしたら、とにかく最後まで聞いてあげてください。できることなら「ふんふん。それで？」と、次を促すようにしてみてください。ちゃんとあなたの話を聞いているよ、という態度が大切です。話が一通り終わってから、言いたいことがあれば言ってあげましょう。「こうでなくちゃダメでしょ」ではなく「ここは～だと思う。なぜなら～だから。あなたはどう思う？」というように論理的に、そして結論はお子さんに考えさせるよう持っていくのがベストです。他人の話をきちんと聞いて、自分の考えをきちんと話すためには読解力が必要です。読書もいいですが、人とのコミュニケーションを学ぶ方が手っ取り早く国語力は伸びます。語彙も増えますし。

問題を解き直しさせる親御さんも多いと思いますが、親御さんもすべての問題を自力で解いてみるべきです。計算に始まり、教科書レベルからかなり高度な応用問題まで出題されますが、毎回毎回これだけ工夫を凝らした問題を作るのも大変ですよ。自分のお子さんができない腹いせを問題のせいにする親御もいるようですが、同学年でできている子も実際にいるのですから、素直に「敗北」を認めてやれる範囲で復習しましょう。このテストは学校の復習テストでもありませんし、完全な中学受験向けでもありません。現時点でどこまでの学力があるかを試すテストです。なので、基礎から応用まで幅広い出題になっているのです。公立進学で上位の高校を目指すというのであれば、基礎部分がどれだけできているかを見れば良いでしょう。中学受験を考えているのであれば、基礎での取りこぼしがないか、応用はどこまでついていけているかという見方になります。点数や順位だけで騒いでもほとんど意味はありません。あと「家で解いたらできたのに」と言う親御も多いのですが、テストは制限時間内にその場で解くものですよね。家で解けたから何だというのでしょう？理解に苦しみます。

また、問題用紙に残された計算やメモをつぶさに見てみましょう。お子さんの思考がよくわかりますよ。どうしてこんな間違いをするのかと思っていたらこんなことやっていたの、というような「発見」が結構見つかるものです。成績表が返ってくるまでの間もやれることは多くあります。主催の四谷大塚のHPで、テストの解説授業動画も配信されますので一度ご覧になってもいいでしょう。親御さんもそれなりに「努力」しているところを、さり気なく（ここが大事！）お子さんに見せるのも悪くないと思いますよ。では、また。