全国統一小学生テストで何を望む？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。まずは「たまには～③」の答え合わせから始めましょう。

問１　「地球の自転より速く西へ向かって移動すれば、太陽が西から昇ってくるのを見られます。」とあるので、地球の自転の速さを計算で求めます。40000÷24＝1666.6…より、四捨五入して時速1667㎞が正解。

問２　時速800㎞では地球の自転より遅いので、太陽は東から昇ります。しかし、飛行機から見た地球の見かけの自転の速さがおおよそ半分になるため、昼間の時間は２倍になることになります。正解はアとオ。

さて、今年２回目の全国統一小学生テストが迫ってきました。初めて受験するというお子さんや、反対にこれが最後というお子さんもいることと思います。親御さんにとっても様々な想いやお考えがあるのではないでしょうか。ただ、それがお子さんの足を引っ張っているとしたら…これだけは止めてくださいということを挙げてみます。

１．「テストの成績が良かったら××を買ってあげる。」

利益誘導でやる気を出させようという魂胆なのでしょうが、次はどうするつもりですか？「成功体験を積めば次は自分から進んで勉強するはず。最初は必要悪よ。」とお考えなら、それはあり得ないと断言しましょう。次はもっといいものをの望むようになるだけです。お子さんにとっての「成功体験」とは、いい成績を取ることではなく自分の欲しいものをもらえることなのです。景品で生徒をつるような塾も巷には多いようですが、塾生の本音は「もっともっといいものをくれよ」です。これがどうやって「勉強をやる気」につながるのですか？

２．「テストの成績が悪かったら××をやめさせる。」

今度は恐怖政治型ですね。「やめたくなかったら勉強するだろう」とお思いでしょうが、今どきのお子さんにそんな根性があるとでも？テスト中に「敗北」を悟ったのか、急に泣き出して「全然わからへん。サッカーやめさせられる！」と喚き散らすお子さんも実際にいました。諦めが本当に早いんです。もうダメだとなったらもう戦えず、ただただ呆然とするのみ。最後には答案を破こうとした子もいました。なかったことにしたかったのでしょう。こんな惨めな思いをしたら次につながらないでしょう？事実、そんな子は二度とこのテストを受けには来ません。どんなテストでもそうですが、１回こっきり受験したところで何も得るものはありません。

３．「アナタは頭がいいのだから、決勝大会に行って表彰されて賞品をもらうのよ。」

これは１と２のミックスと言えます。意気込みだけは結構ですが、全国で50位や30位というのをどう考えているのでしょうか？ウチの子がよほど可愛いのでしょうが、「井の中の蛙」も大概にしとかないと。「敵を知り己を知る」ことが成長の第一歩です。実際にそういう成績を取ってから公言してください。ただし、そういう方ほど自慢げに公言したりしないものです。「能ある鷹は爪を隠す」

今からでも遅くありません。せっかくの休みを潰してまでテストを受けるのです。挑戦することをまずは応援してあげてください。そして、結果論でものを言わず、今回の結果をどのように次に活用するか考えましょう。では、また。