祝！ブログ100回突破【Academia流】学校紹介～三田学園中～①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #三田学園

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。最初のご挨拶等を除いて、当塾の中学受験ブログも100回に到達しました。これからも【Academia流】を貫きながら、様々な情報を発信し続けていきますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

今回は三田学園中についてお話します。衆院議員であった小寺謙吉氏（戦後に神戸市長にも）が1912（明治45）年に創設した学校です。建学の精神は「質実剛健」「親愛包容」、教育理念は「将来社会に貢献できる人材を育成」。文武両道を標榜し、国公立大学や関関同立への進学に力を入れている一方で、スポーツにも熱心に取り組んでいます。有名なプロ野球選手や俳優も輩出する等、卒業生が各方面で活躍されているようですね。長い間男子校でしたが、2009（平成21）年に中学校で男女共学化しました。

三田学園では大学入試改革に対応するために、2015年に「新大学入試対応委員会」を立ち上げ、様々な取り組みを進めています。専門家を招いての授業改善、全教室への電子黒板やＷｉＦｉ設置、生徒１人に１台のｉＰａｄ貸与（予定）等ＩＣＴ教育の充実、21世紀型キャリア教育といった施策を次々と打ち出しています。習熟度別コース編成や英語教育の充実といった具体的な取り組みとともに、中学段階から「思考力・判断力・表現力」の基礎をつくり、高校での学習や新大学入試に向けた大きな力としたいとしています。これこそが６年一貫教育のメリットといえます。

中学入試ですが、前期Ａ日程・Ｂ日程および後期日程の３回入試でインターネット出願のみとなっています。前期Ａ日程は４教科型・３教科型（算国理）【400点満点】、前期Ｂ日程と後期日程は２教科（算国）【200点満点】で行われます。前期Ａ日程の３教科型受験者は「得点の1.25倍」を、４教科型受験者は「４科得点」か「３科（国算理）の1.25倍」のどちらか良い方を採用します。高得点者からＳコース、Ａコースと合格判定をします。ただし、Ｓコースを希望しない場合は出願時に申請します。募集人員は前期（Ａ・Ｂ合わせて）約220名（男子155名、女子65名）、後期が男女合わせて約20名です。

今春の入試結果について。まずは前期Ａ日程。男子受験者194名→合格者124名（1.56倍）、女子受験者71名→合格者31名（2.29倍）、Ｓコース合格者は56名（男子36名、女子20名）。男子の３教科受験が増えました。合格最低点は男子188点、女子200点、Ｓコースは65～70％弱がラインとのこと。次に前期Ｂ日程。男子受験者140名→合格者72名（1.94倍）、女子受験者110名→合格者76名（1.45倍）、Ｓコース合格者は61名（男子38名、女子23名）。合格最低点は男子98点、女子103点、Ｓコースは60～70％が目安とのこと。最後に後期日程。受験者170名→合格者58名（2.93倍）Ｓコース合格者は3名。合格最低点は130点、Ｓコースは90％超となっており、後期のＳコース合格はなかなか難しいとのこと。

長くなりましたので、入試問題については次回お話しします。では、また。