できる？できない？小６からの中学受験①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #受験勉強いつから

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。まずは、前回プレドリル⑤の答え合わせです。

問１　岡山駅・新倉敷駅は岡山県、福山駅～広島駅は広島県、新岩国駅～新下関駅は山口県です。①ウ②ク

問２　ア東海道新幹線（東京～新大阪）、イ東北新幹線（東京～新青森）、ウ山陽新幹線（新大阪～博多）、エ上越新幹線（東京～新潟）です。東海道新幹線は日本の大動脈だけあって、旅客輸送人数が群を抜いています。新青森延伸により、東北新幹線の方が山陽新幹線より旅客営業キロが長くなりました。蛇足ですが、北海道新幹線を除いて、実キロ（実際の路線の長さ）は旅客営業キロより短くなっています。

家族旅行で遠出をするときには、地図を持って行くのも地理を知るのにいいことですね。

さて、移転前に実際にいただいたことのあるお問い合わせを基に、今回のお話を始めましょう。

「小６の子どもが、急に中学受験をしたいと言い出したんです。もう５月に入っているので、さすがに大手塾のカリキュラムには追い付けないと思っています。それでも『どうしても受験したい』と言うのですが、果たして合格できるものなのでしょうか。」

この問い合わせに対する回答は「はい、可能です。ただし、条件付きですが。」です。現実的な問題として、四則計算も覚束ないところから「志望校は神大附属」と言われても「ゼロ回答」しかできません。ただ、学力や偏差値だけの単純なお話でもないのです。まず、次の２つの条件を満たしているかどうかを尋ねます。

１、学校の授業がしっかり聞けて、しっかり理解しているかどうか。

大手塾の宿題の多さ故か、小学校で居眠りしたり、ストレスからか暴れたりする子もいると聞き及びます。「小学校の勉強なんて放っておけばいい」という親御さんもいらっしゃるとか。そんな親子に聞きますが、入試に合格したらどこに通うのですか？「中『学校』」ですよね。その「学校」で新たなスタートですよね。合格がゴールじゃありませんよね。でも「学校」を蔑ろにするクセがついたお子さんは、入学した「中『学校』」でも同じ態度を取り続けることが多いようです。「目を輝かせて授業を聞きなさい」とまでは言わずとも、「授業に参加する」ことができるかどうかが大切なポイント。上位校になればなるほど、「『学校』の授業をきちんと聞く」態度ができていないとあっという間に下位に沈んでしまいます。「学校」をバカにする親子が、中学受験で成果を欲しがること自体が矛盾なのです。

２、「落ちるかもしれない」という覚悟と「何としても合格したい」という集中力

自分で決めた（ここが大事！「親御が決めた」では大抵ダメ）受験という通過点（しつこいようですが「ゴール」ではない）に向かっていく覚悟があるか。必ずしも成功するとは限らない、という現実を受け入れる覚悟があるか。その覚悟を持った上で、それでも合格したいからやるべきことをやり抜く集中力が持てるか。途中経過での結果（宿題の出来や模試の結果等）だけにとらわれず、むしろそれを糧にするだけの冷静さが保てるか。この「冷静さ」というのも、周囲の雑音にとらわれずに前進するという意味では、前述した「集中力」の１つと言えるでしょう。

小３から大手塾に通っていたのに、小６から始めた子が同じ第一志望校に合格した傍で、自分は不合格の憂き目に遭う…決して少なくないのです。どうしてでしょうか。次回は、その辺のお話を心理面も含めてご紹介したいと思います。では、また。