20年後の「中島らも」（神戸市北区の中学受験専門塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中島らも #天声人語

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。冬期講習から「少し」解放されたと思ったら寒―い！受験生の皆さん、受験当日は寒さ対策はばっちりお願いします。さて、兵庫県の私立中学の出願状況が9日に発表されました。募集人数4419人に対して1万4159人が出願。平均倍率は3.20倍だそうです。今回、私（当塾教室長）としては親の「自己肯定感」について書こうとしていたのですが、1月8日の朝日新聞朝刊の「天声人語」に或る記事を見つけました。「中島らも」についてのことでした。中島らものことが「天声人語」に…以前もこのブログに書かせてもらいましたが、私は「中島らも」の大ファンなのです。今回は急遽、らものために、このブログを書きたいと思います。

中島らもが灘中高出身だということは以前も書きました。ナント今年はらもが亡くなって20年なのだそうです。成人式の皆さんが生まれた年にらもは亡くなった訳です。あれから20年。らもはこの20年を何と思ってあの世から見つめていたのでしょう。灘中高の様子と共に。中学受験の様子と共に。「変わらへん、変わらへん」等と言いながら好きな音楽を続けているのでは、と思います。灘中高で「勉強以外」のものにアイデンティティを見つけたとは言うものの、「人と違うことをする」ということには独特の「居心地の悪さ」もあったのではないでしょうか。それと格闘しながら、自己肯定感と格闘しながら、らもは20歳を迎えたのではないでしょうか。中島らもの作品には独特の「明暗」がハッキリとあります。今年成人式を迎えた人たちにも、中島らもの作品をぜひ読んでもらいたいものです。

私は様々な新聞を購読しています。というのは様々な新聞社の意見を読み比べるためです。そして当塾の塾生には各新聞のコラムの書き写しをしてもらっています。この「天声人語」の他「正平調」「編集手帳」「産経抄」「春秋」など各新聞によって個性も豊かです。題名をつけたり、感想をまとめたり、要約させたり、その子によってさまざま。単に「文字を書き写すだけ」になっている子や、やらされている感が満載の子は長続きはしないようです。大人の文章や時代の風を感じながら読んでもらい、そしてしっかり書いてもらいます。文字の間違いは塾長がしっかりとチェック。ただ、新聞を取っていないというご家庭も今は多いようですが、先ず親御さんから「書き写し」を始めてもいいと思います。これは真面目に私の「或る危機感」からの意見です。

「変わらん、変わらん、世の中なんて。余計なお世話や、わしにとってはな。そんなことよりネエチャン、酒でも飲も！」どこからか、中島らもの声が聞こえてきました。阪神間の中学入試統一日まであと3日。照れないで最後の追い込みに頑張っている受験生たちのために乾杯！（飲むんかーい＜当塾代表）「僕はそのとき中学受験生だった。それが人生の中で一番輝かしい時期だなどとはだれにも言わせない」そやね、らもさん。では、また。

■■□―――――――――――――――――――□■■