中学受験に必要なインテリジェンス（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #インテリジェンス #理解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。3月も早や半ば。東京ではちらほらソメイヨシノが開花しつつあるとか。気候ついでに時事問題にも触れてみると、気象庁が「一昨年の秋から続いていた『ラニーニャ現象』が終息したとみられる」と発表。今冬の記録的な寒波や大雪もこの「ラニーニャ現象」が原因とされていますが、夏には翻って「エルニーニョ現象」が起こる可能性も。「エルニーニョ」では日本は冷夏・暖冬傾向とされていますが、はてさてどうなることやら。受験生の皆さん「エルニーニョ」と「ラニーニャ」今一度整理しておきましょう。

知り合いの塾関係者の話。どうも体調が思わしくないと病院に行ったらなんと検査入院に。なんとか仕事の段取りをつけて入院したものの、検査以外は正直何もすることが無いので持ち込んだ資料を整理したり、それまで「積ん読」だった本を読んだりしていたとのこと。友人から貰った文芸誌の小難しい文章に目を通していたところに、たまたま検査結果の説明で担当医がやってきたのだそう。一通り説明をした後で文芸誌に目をやって「ほぉ、そのようなものを読まれるんですか？」と、それまでの無機質？な表情に微笑みを浮かべて病室を出ていきました。

その翌日、担当医に呼び出されて別室に入ると、検査結果や今後の治療方針についてもっと詳細に話したいとのこと。「あなたはインテリジェンスをお持ちのようなので、これから話すことも理解していただけると思います。」検査結果の数値の見方、今後用いる薬の服用方法や薬効・副作用、退院後の治療方針や見通し等々、ノートに図やグラフを描きながら「授業」を受けました。「ご理解いただけましたか？」「よくわかりました。ありがとうございます。」担当医は満足そうに頷いていたそうです。

「どうやら文芸誌のお蔭で、実際より賢そうに見せられたようだ」と彼は笑っていました。また「こういっちゃなんだけど、周りのおっちゃん達は何かにつけて愚痴だらけだったんだよね。飯が不味いだとか入院費を稼ぐために退院させないだとか。担当の先生や看護師も『はい、はい』てな感じでね。確かにあれじゃあ『インテリジェンス』の欠片もないから、きちんと話をしようという気にもならんわな。でも、これって塾でも同じことが言えないかな？受験を成功させるご家庭は、学歴云々ではなくって保護者に『インテリジェンス』があるんだよな。言い換えれば『理解力』が。『インテリジェンス』には情報という意味もあるけど、塾等からの情報をきちんと理解して我が子に落とし込む能力と言ってもいいかな。」とも。

いや、正にその通り。「インテリジェンス」、「知的水準」と言い換えてもいいでしょうか。中学受験について説明する機会も多くありますが、親御さんによって随分姿勢が違うなと感じます。中学受験について、志望校について、塾での学習について…目的をはっきり持って聞いていただける方だと、一方通行ではなく双方向でやり取りができるので齟齬がなく情報をお伝え出来ます。反対に端から「志望校に入れるのがアンタら塾の仕事でしょ？ごちゃごちゃ言わんとウチの子を志望校に入れなさいよ！ウチは○○中しか考えてないんだから」では、それこそ「インテリジェンス」の欠片もない。きちんと話をしようという気にもならんわな。せめてお子さんの学力が伴っていればいいんですが、そういうご家庭のお子さんにはやはり「インテリジェンス」の欠片もありませんから。これから中学受験をというアナタ、中学受験で成功するだけの「インテリジェンス」お持ちですか？では、また。