中学入試で英語を課す意味とは（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #英語入試 #国語力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今日は1月11日。ネコ派の私（当塾教室長）にとってはちょっと…の日ですが、いつも夜の帰宅時にお会いする、お散歩している愛想満々のふわふわプードルちゃんのこともあるので、ワンちゃん派の気持ちもわかります。なのでともかくも、今日は世界中のワンちゃんに幸あれ！

阪神間の私立中統一入試日までとうとうあと3日。でもまだ3日。まだまだ追い込むことはできますよ。なんでもそうですが最後まで気持ちを強く持つこと。「私は大丈夫！合格する」という気持ちを持つこと。でもこれには「根拠がある」ことはもちろんです。それは「私は今まで頑張ってきた。これだけ頑張ってきた私を落とすなら落としてみろ！」という受験生としての自負。しっかり勉強もしてこなかったくせに、宗教がかった？気持ちだけで合格すると思い込んでいる受験生もいるようですが、そんなに甘くはありません。神頼みをしているヒマがあったら、目の前の計算問題・語句や漢字を解きましょう。頑張った自分を知っているのは、誰よりも自分自身なのですから。そして受験当日は…おっと、このことはまた後日に取っておきましょうかね、塾長。

さてこの数年、当塾も国際化してきました（笑）少人数というよりほとんど個別での中学受験指導ですので、様々なパターンにでも対応可能な当塾なのですが、それにしても多くなりました「英語やってますけど、何か？」というご家庭が。以前からインターナショナルスクールににお通いのお子さんや、「〇〇〇英語教室で英語を年長からやっています」「英語を小4から○○でやっています」等々「英語やっていますけど、中学受験でも役に立つわよね？」的な発想をお持ちのご家庭は少なくはありません。

そうですよね。小学校でも教科化されましたし、少しでも遅れは取りたくないです。そこでお話をお伺いすると「英語が出来れば有利なんでしょ？中学受験だって」という自分勝手な意識が見え隠れします。でも実際の受験は甘くないですよ、そんなに。たかだか日常会話程度の小学校の英語程度では。中学入試の国算社理が小学校の授業の学習程度ではまったく追いつかないように。西大和学園の英語入試のことについて前のブログで書きましたが、英語を中学入試に課す私立中学も多くなってきました。ただし「どのレベルまでの英語力を問うか？」ここにその学校の英語に対する、また英語を見据えての大学入試への「本気度」が見えてきます。

様々な私立中学の英語入試問題を見比べると、まずは「英検4級程度」の受験生が欲しいのか「それ以上」かに大きく分けられるようです。「え？小6で英検3級？4級でもスゴイって〇〇〇英語教室で言われてきたんだけど…」当塾でも中学受験対象の英語入試にも対応しています。なんせ塾長の英語は「灘校仕込み」ですし（進度が速過ぎてエライ目にあったけどね…by当塾代表）その上で当塾が感じるのは「英語も日本語も」という姿勢が求められているということ。中学受験の合格なんてちっちゃいことにとどまらず「これからの日本人に求められる語学力とその上での多様性」がこれからは必要なんです。英語も日本語もバリバリに使いこなせてこそ、日本のビジネスが成り立つファーストステージに立てる、そんな人材を！そんな国を挙げての政策がここに見えてきます。

次回以降、西大和学園中以外の学校における「英語入試の傾向」についてお伝えしていきます。でも…英語英語とはいうものの、まともな日本語での物語や評論等の読解力が、大人も含めて弱体化してくるのはどうもいただけない。紀貫之ではありませんが「漢文を中心に学習しすぎて、中国かぶれしすぎて、日本のことがおろそかになったら…」という危機感も、1つの国策に挙げてほしいところデス。子どもの国語力低下はもはや待ったなしの大問題。英語に血道を上げるのも構いませんが、同時に日本語の運用能力も鍛えてほしいものです。もちろん親御さんも、ですよ。では、また。