全国統一小学生テスト♫ゲームじゃないのよテストは（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #ゲーム

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今年2回目の全国統一小学生テストが1週間後に迫りました。今回で16年目・31回目となります。当塾が公認会場になったのが第2回なので、当塾でも丸15年・30回目のテスト実施となりました。これまでも当ブログにおいて、何度となくこのテストについて触れてきました。当たり前っちゃあ当たり前ですが受験層は年々変わっていく訳で、同じことを繰り返し繰り返し書いてきました。正直言ってもはや書き飽きた感もあるのですが、毎回毎回「こんな子、こんな親、まだいるか？また出たか！」お願いだからこれだけはやめてくれませんか？あらためて書かせていただきます。

１．「テストの成績が良かったら××を買ってあげる。」

「成功体験を積めば次は自分から進んで勉強するはず。最初にエサを撒くのも必要悪。」とお考えなら、それはあり得ないと断言しましょう。ここでの「成功体験」とは、いい成績を取ることではなく、自分の欲しいものをもらえること。子どもの本音は「もっともっといいものをくれ」これでは、本当の意味での「やる気」に繋がるはずもありません。ゲームの課金かなんかと思っていません？

２．「テストの成績が悪かったら××をやめさせる。」

「やめたくなかったら勉強するだろう」とお思いでしょうが、今どきのお子さんにそんな強いメンタルはありません。テスト中に急に泣き出して「全然わからへん。サッカーやめさせられる！」と喚き散らす子や答案を破こうとした子もいました。なかったことにしたかったのでしょう。ロクに育てもしなかったキャラに「ラスボスを倒せ」と命じるようなものでしょう。正に「死にゲー」ですな。

３．「アナタはできるんだから、決勝大会に行って表彰されて賞品をもらうのよ。」

意気込みは結構ですが、全国で50位や30位というのを甘く考え過ぎ。「井の中の蛙」も大概にしましょうよ。「敵を知り己を知る」ことが成長の第一歩です。実際にそういう成績を取ってから公言してください。ただし、本当のトップ層ほど自慢げに公言などしません。「能ある鷹は爪を隠す」という言葉をご存知でしょうか。

当塾の名前が「灘中学受験Academia」だからでしょうか、「ウチの子は灘に行かせるつもりざぁますのよ、オホホホホ」と鼻息荒くテストをお子さんに受けさせる親御さんも結構いらっしゃいました。「そうですか。それは結果が楽しみですね」後日意気揚々と成績表を受け取りに来て、灘と豪語するにはあまりにも程遠い成績に開いた口が開いたままに。「こんなはずはないのよ。そうだ、テストから帰ってきたときに体調が悪かったと言ってたわ。隣の子が音を立てるのも気になったらしいし。どうして試験監督は注意してくれなかったの？こんな点を見せたらウチの子が傷つくじゃないの！」

普通のところなら「どうもすみません」とでも言って適当に宥めるのでしょうが、当塾はズバッと言っちゃいます。「アナタのお子さん、問題解いている最中に『わからん』と言って解答用紙閉じちゃいましたよ。もちろん何回も注意したのですがね。あんまり言ってもそれこそ周りの子の迷惑になりますから。それと、間違えた問題から察するに、小学校内容にも穴があるように思いますよ。中学受験で難関校を受験されるにしても、まずは基本を完璧に固めてからではないでしょうか。」親御さん、怒りも露わな形相で無言で成績表をひったくるようにお帰りになりました。

テストの成績は、そんな親御の態度やテスト中のお子さんの姿勢も全部ひっくるめた「通知簿」とでもお考えください。お子さんは決してゲームのキャラではありません。形勢が悪くなったからといってリセットしたり、「死にゲー」で「死んだ」からといって何度も最初からやり直したり…なんてことはできません。だってテストや受験はどこまでもリアルなものなんで。誰かが作ったプログラム通りには動きませんし、これさえやれば誰でもOKというような「攻略本」もありません。

♫ゲームじゃないのよテストは　ハッハッー　リアルと言ってるじゃないの　フッフッー　できないだけならいいけど　ちょっとおかし過ぎるのよ親御が　ホーホーホー　これ、わかる？（笑）では、また。