赤ちゃんで思い出した「音読」の話(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #赤ちゃん #音読

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2019/07/28 赤ちゃんで思い出した「音読」の話(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #赤ちゃん #音読

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。夏休みということで各地では夏祭りが行われていることでしょう。盆踊りや地蔵盆。女の子なんかは浴衣を着ておしゃれですね。金魚すくいやビンゴゲーム等で楽しんで、イカ焼きやりんご飴等を頬張って、気持ちもお腹も満たされているようです。当塾の近くでも、自治会の主催でミニやぐらが組まれ周りに踊りの輪ができていました。これぞニッポンの夏ですねぇ。

 

さて、覚えておいでですか?「赤ちゃん」の話。「先生、夏期講習でお忙しいでしょうからすぐ帰りますね。」と、教え子の家族が赤ちゃんと一緒に来塾してくれました。確かに夏期講習の真っ最中でクタクタでしたが、赤ちゃんパワー恐るべし。講習の疲れはどこへやら、いったん終了した「読み聞かせ」と「音読」について、赤ちゃんを見ていていくつか思い出したことがありましたので、ここで再びお話ししたいと思います

 

私(当塾教室長)開口一番「何年生のお子さんですか?(笑)」周りの笑い声に赤ちゃんもニコニコ。赤ちゃんは教室にある『はらぺこあおむし』のぬいぐるみに興味津々。すかさずその絵本を読み聞かせましたよ、私。ほー、というように本に手を伸ばす赤ちゃん。「読み聞かせても、まだわからないでしょ?」いえいえ、そんなことはありません。この「音」の幸せな記憶が言語活動の基礎となり、信頼の礎を築くのです。

 

前回「読み書かせ」について少し述べましたが、より正しく述べると、子どもたちは「音読」をすることによって「大人に向かって読み聞かせる=自分に向けて読み聞かせる=自分で自分を癒す」という段階を経るのです。そうすることで、この不思議な、でも、この上ないパワーを得るのです。絵本の読み聞かせというと、大人からの働きかけのみだと決めつけていませんか?

 

子供が「絵本を読んでいる」といっても、その様子をよく観察してみると「文字」ではなく「挿し絵」を見ているだけに過ぎないということが多く見られます。子どもは自分の視覚に実に正直ですから。「挿し絵」の方がコトバよりも饒舌にその本の世界を語ることも勿論ありますし、それはそれで素晴らしいことではあります。しかし、「総合芸術」である「絵本」の魅力を最大限受け止めるには、仕上げとして「大人への子どもからの読み聞かせ=異次元の世界の共有」が必要です。それこそが「絵本」の世界の「完成の形」だと思います。

 

絵本、いえ、文学作品に「癒される」のは私達大人です。音読すること、されることによって、また「生きる」ことができるのです。たとえお子さんが小学一年生であっても、いえ、もっと小さい年齢でも、子どもから「読み聞かせて」もらってください。何度でも、何時でも。大人になって少しだけ「塵労に疲れた」私達のそばに、たくさんの「友人」が舞い降りてくることでしょう。あの時のように。

 

私にとっては、『はらぺこあおむし』の絵本の「穴」の先に「ナルニア国の入り口」を、赤ちゃんのお蔭で再び見つけることができた一日でした。でも、そんな私の思いを知る由もない赤ちゃんはニコニコ。どこからか蝉の鳴き声が…ありがとう「ちいさい人」。私ももう少し頑張ってみるよ。では、また。

 

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