【関西】中学入試50日前（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #関西中学入試

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。11月も本日で終わり。関西の中学入試（正確には兵庫県の統一入試日）まで50日となりました。塾にとっても、冬期講習から入試直前期への追い込みに大忙しとなる時期です。学習面では弱点補強や総仕上げという単元的な学習から、過去問や予想問題と称しての総合的な演習へとだんだん舵が切り替わります。模試も最終回となり、日々の演習の結果とともに模試での合格判定に一喜一憂しているご家庭も多いことと思います。

今まででも大変だったのに、これから本当にどうなっちゃうんだろう？と不安もあるでしょうが、ここまできてさらに大騒ぎしてみたところで何がどうなるものでもありません。どうにかするのはあくまでもお子さんですから、親御さんが余計にプレッシャーをかけることのないよう、心とは裏腹だったとしてもドーンと構えていただきたいと思います。私（当塾代表）は、この時期になると決まって受験生にこんなことを言っていました。「この時期になると『落ちたらどうしよう』と言うヤツが必ず出てくるが、では逆に聞きたい。落ちたら何かできることがあるのか？」ここで教室は静かになります。「答えはわかっているはずだ。『落ちたらどうしようもない』んだよ。『落ちたらどうしよう』なんて思うこと自体が無駄だ。せめて『落ちたくないからどうしよう』と考えてくれ。その方がよほどましな答えが出るんじゃないか。少なくとも『もっと勉強しなくちゃ』というくらいは思えるだろう。」これ、上位生には結構効きます。ただし「落ちたくない」という気持ちがそれほどでもないお子さんには効果が少ないようです。「これだけ勉強したのだから」という自負がないと、「だから落ちたくないんだ」という強い気持ちに繋がらないのですね。

カウントダウンが進むにつれ、落ち着きがなくなってくるお子さんが増えてきます。勉強中に集中が欠ける場面が増えたり、やたら友達と騒ごうとしたり、騒ぐときの声が普段より大きくなってきたり…そんな兆候が見えたときは要注意です。入試日が近づいてきていることは百も承知なんだけど、そのプレッシャーに耐えられず現実逃避している可能性が高いのです。そのまま放っておくのはとても危険です。現実に引き戻して、しっかり闘い抜くよう導くのも大人の大切な役目です。傍から見るだけしかないというのも辛いものですが、これも立派な「応援」です。親御さんも堂々と闘い抜きましょう。では、また。