全国統一小学生テスト対策OK？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。当教室は全国統一小学生テストの公認会場として、第２回から10年以上テストを実施してきました。今回の全国統一小学生テストは、周辺小学校のほとんどが１１月３日午前に行事があるため、全学年午後実施（１４時３０分開始予定）としています。「学校行事があるから今回受けられないね」と思っていた方も、お昼を食べるくらいの余裕はあると思います。１１月３日しか受験機会がありませんので前向きにご検討ください。次回は来年の６月になってしまいます。

テスト実施だけでなく、テスト前の「対策授業」、テストとの同時実施の「保護者会」、テスト後の「見直し指導」というようなイベントも行ってきました。（すべての会場が全部のイベントをやっているわけではありません。当塾も今回は「対策授業」のみ実施。）その中でも「対策授業」はいつも興味深いものがあります。というのも、特に初回受験の方の場合、親御さんのお子さんへの「期待値」がとても高い状態だからです。「対策」という言葉があるだけに、この「対策授業」を受けさせればどれだけ我が子はいい点を取ってくれるのかしら、といような過剰な期待感すら漂っています。ただ、お子さんの方は「何でわざわざこんなことせんとあかんの？」という感じなんですがね。

主催の四谷大塚から「対策授業用教材」が用意されており、それを中心にして指導します。本番よりやや軽めかなというくらいなのですが、その教材で詰まってしまうお子さんも。その様子を見て「ん？」となる親御さんもいらっしゃいますが、「テスト本番はなんとかなるだろう」とまだまだ楽観的な空気が流れます。本当は「対策授業用教材」で詰まったところをしっかりやり直していただきたいのですが。「対策授業用教材」は教科書レベル～点差が開くレベルを中心に作ってあるので、教材で間違えたところを放っておくとそのままテストでもやられる可能性が高いのです。

ただし、近視眼的にテストで点を取るための「対策」などではありません。ウチの塾生は毎回必ず受けてもらっていますが、ほぼ全員が6年生の１１月テスト、つまり最終回で自己ベストの成績をたたき出しています。最終回ですから、最も「対策」のしにくい、小学校全範囲から出題される実力テストになるにもかかわらず、です。兵庫県第１位になった塾生は甲陽学院中に進学しましたし、算数の全国偏差値が70以上の塾生も複数輩出、関西学院中や神大附属中等に進学しました。あくまでも、普段の学習により培った実力を試す場としてテストを活用したのです。

もしご家庭で対策を、と言うのであれば、まずはお子さんが「できる」ことと「できない」ことを把握することです。その上で「対策授業」を活用なさるとよいでしょう。では、また。