お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~③ #国語力 #読解力

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2018/06/30 お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~③ #国語力 #読解力

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。

「アニマシオン」のお話をさせていただいたところ、反響をたくさんいただきました。具体的には専門的な「やり方」があるのですが、一冊の本を囲み「低学年でしかできないこと」「お家でしかできないこと」「勉強をすべて外注しない」「人としての本来のあり方にもどる」「言葉に愛があることに親が気付かせる」このコンセプトでいきましょう!

 

さて先日、知り合いの元塾講師の方が当塾を訪ねてきてくださいました。今はその方は塾の先生ではないのですが、教育に関するお仕事をされています。当塾代表とも仲が良く、当塾が移転したことをお知らせすると「へー」という様子でした。その方との話題のなかで、「今はもう、タブレットとかスマホで勉強させる塾が増えたよ。何か与えて子供が興味を示したら親だってやらせるからね。あれこれいろいろ講座を増やして塾の間口を広げておかないと他所に取られちゃうから。」

 

私(当塾教室長)、古い人間なのでタブレットやスマホあまり興味ないんです。「タブレットや映像授業、取り入れないの?」そうですよね。例えば大学受験のためのものなら「意識的に」受講するので効果もあることでしょう。たくさんのカリキュラムや科目の中から、自分に合ったものを選択できますから。

 

子どもが面白く楽しみながら「楽に」学力をつける方法がどこかにないか、ほとんどの親御さんが探し回っているようです。昔も今も変わらない「親心」なのでしょう。タブレットやスマホという「現代の神器」が登場して、「よりラクに、楽しみながら、夢中になりながら、嫌がらずに、学力をつける時代がやってきた!乗り遅れてはいけない!」という気持ちもわからないでもありません。

 

それを反映してか、大手塾がどんどん「デパート化」しています。たくさんのいろんな講座を小1から用意しています。そして塾生にはもちろん、親御さんにまで、あまり厳しいことを言わなくなっているようです。「お客さん」なので。たくさんの校舎を運営していくためには、たくさんの資金が必要だからです。サービスしなければやめてしまいますから、ハッキリ言ってお金を落としてもらうにはご機嫌取りも必要ですよね。

 

大型化した恐竜がそのからだを維持できなくなって滅び去った説を思い出します。先ほど「勉強をすべて外注しない」と述べました。子どもの脳の発達段階には,年齢に応じてすべきことがあります。低学年には低学年なりの、高学年には高学年なりの。それを見定められるのは親御さんです。私がどうしても「映像授業」にネガティブなのはそこが理由なのです。親御さんがすべきことを放棄して、すべてタブレットに任せているだけのような気がするのです。

 

「ご家庭でできるアニマシオン」の話をさせていただいた背景には、「つまらないでしょ?親子の時間を取られてしまっては」という思いもあるからです。育てている花がゆっくりと芽をつけて、その芽を楽しむ時間にも似ています。塾などでのお子さんのテストの点数でご家庭の「点数」が決まるわけではないのです。あなたの「評価」が決まるわけでもない。取り戻しましょう、お子さんとの時間を。取り戻しましょう、「誇り」を。

 

「当塾は中学受験に特化して、灘中を目指せるような子をこの地から見つけます。昔からの対面式で、対話を大事にしていきます。その子の可能性を広げて受験に向かってほしいからです。」そう、元塾講師の方に告げると、「なるほどね。」と少し遠くを見るような目をされました。タブレットや、スマホで簡単に「理解できたような」授業、すみません、当塾ではやりません。「お家で育てる国語力」…いえ、「お家で育てる人間力」、今日はここまで。「アニマシオン」のやり方について、いろいろお問い合わせくださりありがとうございます。また、当ブログへのお越しをお待ちしています。

 

 

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