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お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~④ #国語力 #読解力
神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。
こんなお問い合わせをいただきました。「中学受験の国語の読解力はテクニックで乗り切れると聞きました。それを教えてください。」
「テクニック」確かにあります。例えば、文章内容の読み取り方、問題の解き方、語句の知識などを押さえることです…と書いてしまうと、ありきたりの「入試のための国語講座」になってしまいますから、私(当塾教室長)はしません。そんなことは教えなくても、真に「国語力」のある子なら、ちょっとのアドバイスで自分で身につけていくものだからです。
説明的文章では、「話題」「説明」「具体例」「まとめ」に分けさせて…こんなこと当たり前でしょう。これはあくまでも「基本」でしかありません。国語の読解には、「十人十色」一人一人の「型」があるのです。私はその子に備わった「型」をまず見いだすことに力をかけます。これはその子の、もっと言うと幼いながらの人間の「世界観」なのです。
東京の「最強の塾」で教えていた時のこと。すごく国語ができる男の子がいました。ここではA君としましょう。このA君、算数も理科もトップクラスを争う「三羽ガラス」の一人。おとなしい男の子でいつも眼鏡をいじっていました。彼なんてそれこそ筑駒や開成など楽々合格だろう、と周りの講師も思っていました。もちろん親御さんも。
受験前に最後の仕上げをしていた時のこと。当時、私はA君がいるような優秀なクラスでまだ教えていませんでした。だって、そういう「優秀な子」はスター講師が受け持って当然だからです。断っておきますが、スター講師に教わったから「合格」するのではありません。スター講師たちは「合格できる子」達しか教えないのです。進学塾なんてそんなモンです。合格を手にしてきた子たちの「手柄」の上に成り立っているのです。そこのところを親御さんたちもしっかりと自覚なさってくださいね。
さて、「受験前」にその子の様子がおかしくなりました。何もしゃべらなくなって、何も勉強が手に着かない、とお母さんが駆け込んできたのです。「塾で追い詰めたのではないか」「塾での厳しい指導で傷ついたのではないか」あまりの勢いにスター講師たちはたじたじ。周囲の仲間からも「A先生」とチヤホヤされていたくらいですから、親子共々こういう危機管理能がすこぶる欠けていたのでしょう。
先輩スター講師は何かあったらとにかく「周りのせいに」して、私も「君がこんなだから」などとよく怒られたものですが、その時も「おい、A君だがお前が指導してみろ。」はー?なんでですか?と聞いても「もう決まったから」私だって受け持っているクラスがあるのに、そのクラスにその子を「落とす」と言うわけです。
内心「責任押しつけたな」と思いつつも、まずはその子の話を聞いてみることに。「私のクラスでもう一回頑張るか」「もう頑張らないよ。」「じゃ、受験を諦めるの?」と聞くと無言。とにかく国語は私のクラスに「落とされて」受験を迎えることになったのです。こんなこと「国語力」と関係ない、とお考えのあなた、違うんです。大いに関係しているんです。
何はともあれ、私の「バカ笑い」の絶えないクラスでのA君の「授業」がスタートしたのです。A君がその後どうなったかというと…ちょっと長くなりましたので、続きは次回の講釈で。では、また。
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灘中学受験アカデミア
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こんなお問い合わせをいただきました。「中学受験の国語の読解力はテクニックで乗り切れると聞きました。それを教えてください。」
「テクニック」確かにあります。例えば、文章内容の読み取り方、問題の解き方、語句の知識などを押さえることです…と書いてしまうと、ありきたりの「入試のための国語講座」になってしまいますから、私(当塾教室長)はしません。そんなことは教えなくても、真に「国語力」のある子なら、ちょっとのアドバイスで自分で身につけていくものだからです。
説明的文章では、「話題」「説明」「具体例」「まとめ」に分けさせて…こんなこと当たり前でしょう。これはあくまでも「基本」でしかありません。国語の読解には、「十人十色」一人一人の「型」があるのです。私はその子に備わった「型」をまず見いだすことに力をかけます。これはその子の、もっと言うと幼いながらの人間の「世界観」なのです。
東京の「最強の塾」で教えていた時のこと。すごく国語ができる男の子がいました。ここではA君としましょう。このA君、算数も理科もトップクラスを争う「三羽ガラス」の一人。おとなしい男の子でいつも眼鏡をいじっていました。彼なんてそれこそ筑駒や開成など楽々合格だろう、と周りの講師も思っていました。もちろん親御さんも。
受験前に最後の仕上げをしていた時のこと。当時、私はA君がいるような優秀なクラスでまだ教えていませんでした。だって、そういう「優秀な子」はスター講師が受け持って当然だからです。断っておきますが、スター講師に教わったから「合格」するのではありません。スター講師たちは「合格できる子」達しか教えないのです。進学塾なんてそんなモンです。合格を手にしてきた子たちの「手柄」の上に成り立っているのです。そこのところを親御さんたちもしっかりと自覚なさってくださいね。
さて、「受験前」にその子の様子がおかしくなりました。何もしゃべらなくなって、何も勉強が手に着かない、とお母さんが駆け込んできたのです。「塾で追い詰めたのではないか」「塾での厳しい指導で傷ついたのではないか」あまりの勢いにスター講師たちはたじたじ。周囲の仲間からも「A先生」とチヤホヤされていたくらいですから、親子共々こういう危機管理能がすこぶる欠けていたのでしょう。
先輩スター講師は何かあったらとにかく「周りのせいに」して、私も「君がこんなだから」などとよく怒られたものですが、その時も「おい、A君だがお前が指導してみろ。」はー?なんでですか?と聞いても「もう決まったから」私だって受け持っているクラスがあるのに、そのクラスにその子を「落とす」と言うわけです。
内心「責任押しつけたな」と思いつつも、まずはその子の話を聞いてみることに。「私のクラスでもう一回頑張るか」「もう頑張らないよ。」「じゃ、受験を諦めるの?」と聞くと無言。とにかく国語は私のクラスに「落とされて」受験を迎えることになったのです。こんなこと「国語力」と関係ない、とお考えのあなた、違うんです。大いに関係しているんです。
何はともあれ、私の「バカ笑い」の絶えないクラスでのA君の「授業」がスタートしたのです。A君がその後どうなったかというと…ちょっと長くなりましたので、続きは次回の講釈で。では、また。
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