【Academia流】学校紹介～親和中学～（神戸市北区・西鈴蘭台の塾　灘中学受験Academia） #親和中 #適性検査型入試

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾　灘中学受験Academiaです。

今週は全国統一小学生テストをテーマにしていましたが、ある学校の最新情報が入りましたので、今回はそちらの話題に触れていきます。その学校は親和中学校です。

親和中学・高等学校は昨年創立130周年を迎えた、神戸市で最も古い伝統ある女子校です。「誠実」「堅忍不抜」「忠恕温和」を校訓に、社会で活躍する女性、いつも輝く女性の育成を目指しています。その中で、Sコースの設置や制服の変更等の改革にも積極的に乗り出しています。中学校入試においても英語入試や適性検査型入試（前期Ⅱ）を導入。後者は神大附属受験者にとってはちょうどよい腕試しとなるので、神大附属との併願者も多くなってきています。

実際に適性検査型の入試問題を見ると、神大附属の適性検査を意識しているように思えます。以下が解答用紙です。記述中心であることが一目瞭然です。

平均点は、適性検査Ⅰが55.7点、同Ⅱが57.3点。合格者平均、合格最低点はＳコースが127.2点、96点、総合進学コースが97.2点、75点となっています。入試結果は、Ｓコース志願者229名中Ｓコース合格184名、総合進学コース回し合格29名、不合格16名、総合進学コース志願者45名中合格30名、不合格15名となりました。神戸女学院や神大附属併願のハイレベルな層が多くＳコースの合格者が多くなった一方で、Ｓコース志願者からも不合格者が出ています。適性検査型への対応などで大きく差が開いている様子がうかがえます。

その他の日程では、国語は従来に比べて記述量が減少し、代わりに言葉の問題が増えています。それでも記述中心の出題であることには変わりがありません。記述が苦手なので他科目でカバーする、という作戦はお勧めできません。せめて人並みに記述ができるぐらいには鍛えましょう。

話変わって、親和中に今年入学した生徒が文化祭に小学校時代の友達を招待したそうです。その盛況ぶりを目の当たりにした友達が、ぼそっと「いいなぁ。楽しそうだなぁ。こんなことなら私も中学受験すればよかった…」中学受験することをさんざん周りからいじられていた親和の子、内心ムッとしながらも作り笑顔で「だったら高校から来ればいいじゃん。３年後待ってるよ！」

後で「それを言ったら気持ちがスッとした」と言ってました。周囲からの心無い言葉に相当ストレスがたまっていたんだそうです。「親和なんて行くの？受けないけど私なら楽々合格できるわ。」「お金がある家はいいわね。お金さえあったら私なら神戸女学院に行くわ。」それを言った子、公立中でブーブー言っているそうです。「内申のことがあるから、何があっても先生に文句ひとつ言えない。」と。

次回、全国統一小学生テストのテーマを戻します。では、また。