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灘中「理科」よ、何があった?(中学受験専門塾・灘中学受験Academia【神戸市北区西鈴蘭台】) #中学受験 #灘中 #理科
神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。阪神間の中学受験はごく一部を除いて終了し、首都圏ももう終盤といったところ。実は私(当塾代表)1週間ほど首都圏の塾で指導しておりました。最初は恐る恐るという感じだったのですが、最後には結構活発に子どもたちともやり取りができたので、まあ行った甲斐はあったのかなと思った次第。さて、今頃は東京の第一志望はじめ複数の入試を受験し終わったあたりかと思うのですが首尾はどうだったのかな。ほんの少しの出会いだったとはいえ、やっぱり気になります。全力出し切れただろうか、と。
さて、前回は灘中の「国語」について触れましたが、今回は灘中の「理科」について書いてみようと思います。長年灘中「理科」の指導に携わってきた者として、今年の灘中「理科」を見てちょっと驚きました。出題形式が何気に変わっていたからです。誤解を恐れずに言うならば、灘中入試は「保守的」で出題形式を大きく変えない傾向がありました。算数1日目の計算は年号絡みだったり、国語の1日目で必ず外来語を出題したり。「灘を目指して努力してきた受験生の『期待』を裏切らないため」というようなことを学校関係者が言っていたようですが、穿った見方をすれば「灘中対策をする塾の『期待』を裏切らないため」とも言えそうです。理科も例外ではなく、大問6ないし7題をB4用紙タテ3~4枚にぎっしりと詰め込んだ?形式が長年続いていました。1枚の問題用紙に大問3題ということもあり、物理・化学分野の問題では「問題文は短いがとても複雑な計算問題を含む」ものが出され、そこで大きく差がついたと思われます。
ところが、今年は大問5題に問題用紙5枚、つまり用紙1枚に大問1題ずつとなりました。もちろん、これまでも1~2題くらい「1枚もの」だったことはあります。しかし、全部の問題が「1枚もの」であったことは過去になく、「複雑な計算問題」がなくなりました。(少なくとも私の眼にはそう映った)どちらかと言うと、今流行の「与えられた問題文や図表を意図を適切に読み取って、理科の考え方を正しく用いて問いに答える」傾向の出題になったように考えられます。灘中に受かろうかというレベルの受験生にとっては易しくなったとみえて、今回の理科において合格平均点は80点を超えていました。複雑な計算問題をしっかり練習してきた子にとっては期待外れの「肩透かし」だったかもしれませんね。お疲れ様…
さて、この形式が来年以降も続くのでしょうか?さすがに1年だけで「これなら計算問題の対策はしなくてもいいや」とはならないでしょうが、国語二日目の第一問のように今まで見られなかった変化が出てきたことは事実。来年の受験生には悪いですが、この変化が続くかどうか楽しみに見ていきたいと思います。では、また。
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さて、前回は灘中の「国語」について触れましたが、今回は灘中の「理科」について書いてみようと思います。長年灘中「理科」の指導に携わってきた者として、今年の灘中「理科」を見てちょっと驚きました。出題形式が何気に変わっていたからです。誤解を恐れずに言うならば、灘中入試は「保守的」で出題形式を大きく変えない傾向がありました。算数1日目の計算は年号絡みだったり、国語の1日目で必ず外来語を出題したり。「灘を目指して努力してきた受験生の『期待』を裏切らないため」というようなことを学校関係者が言っていたようですが、穿った見方をすれば「灘中対策をする塾の『期待』を裏切らないため」とも言えそうです。理科も例外ではなく、大問6ないし7題をB4用紙タテ3~4枚にぎっしりと詰め込んだ?形式が長年続いていました。1枚の問題用紙に大問3題ということもあり、物理・化学分野の問題では「問題文は短いがとても複雑な計算問題を含む」ものが出され、そこで大きく差がついたと思われます。
ところが、今年は大問5題に問題用紙5枚、つまり用紙1枚に大問1題ずつとなりました。もちろん、これまでも1~2題くらい「1枚もの」だったことはあります。しかし、全部の問題が「1枚もの」であったことは過去になく、「複雑な計算問題」がなくなりました。(少なくとも私の眼にはそう映った)どちらかと言うと、今流行の「与えられた問題文や図表を意図を適切に読み取って、理科の考え方を正しく用いて問いに答える」傾向の出題になったように考えられます。灘中に受かろうかというレベルの受験生にとっては易しくなったとみえて、今回の理科において合格平均点は80点を超えていました。複雑な計算問題をしっかり練習してきた子にとっては期待外れの「肩透かし」だったかもしれませんね。お疲れ様…
さて、この形式が来年以降も続くのでしょうか?さすがに1年だけで「これなら計算問題の対策はしなくてもいいや」とはならないでしょうが、国語二日目の第一問のように今まで見られなかった変化が出てきたことは事実。来年の受験生には悪いですが、この変化が続くかどうか楽しみに見ていきたいと思います。では、また。
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