私立中学合格、それから…①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #志望校 #合格

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。2022年の中学入試も全国的にやっと終わりました。関西地区を始め、関東地区でも「繰り上げ合格」も落ち着いたようですね。受験生の皆さん、そして親御さん、お疲れ様でした。当塾も今年度の入試が無事終了。結果はホームページの最新合格実績をご覧ください。今年も「第一志望校への全員合格」を成し遂げてくれました。当塾が志望校を決定する際に最も重視していること、それは「子どもファースト」つまり、受験生自身が持つ「こういうことをしたいからこの学校に行きたい」との意思を尊重することです。

ただし、それには「それ相当の努力を厭わずしてもらうこと」が表裏一体の条件でもあるのです。例えば、親御さんが「この子は医者になりたいと言っているので、灘中学に行かせたい！」ふむふむそりゃ結構なことで。でも、計算問題なんかでこんなに直しがあったりするようでは…「この子は科学者になりたいと言っているのでKU（神戸大附属中等）へ」ふむふむ。けど、お子さんも親御さんも、ＳＤＧｓのことすらよく知らないようですが…

親御さんが「志望校を決め打ちしてくる」例は大変多いのですが、計算問題もロクに出来ない、漢字もロクに知らない、家での勉強といったら親御さんがベッタリ。基礎学力も身に着いていないのに、いわゆる難関である志望校のレベチ（＝レベルが違う）な入試問題など解けるはずがないのです。それでは単なる「無謀な高望み」にしか過ぎません。そのことにより最も大きな被害を被るのは他ならぬお子さんである、ということだけ付け加えておきましょう。

さて、無事志望校に入学！ヤッター！おめでとうございます。入学式は4月。それまで思う存分羽を伸ばして、今まで遊べなかった分も遊びまくるぞ～！合格したら勉強しなくてもいいんだし…そう、お子さんがお考えで、親御さんも「まあ、いいわ。今まで頑張ったんだし。」USJに、ディズニーランドにも連れて行って…なんてお考えなら、敢えて言わせていただきます。「あなたたちは、これまで何のためにあれだけの受験勉強を頑張ってきたのですか？」

そりゃ志望校合格に決まっているじゃない。そうですよね、でもそれがゴールですか？入学したらしたで、その学校での「その先」新しい「登るべき峯」が立ちはだかっています。志望校にせっかく入学しても高校進学時点で退学・転校を余儀なくされたり、もっと酷いと中一の半ばであっという間にドロップアウトしたり等、実際にいくつも起こっているのです。それには様々な要因があるのですが、これから数回にわたって「私立中学合格、それから」と題して学習面・生活面等について述べていきたいと思います。すべての合格された受験生と親御さんに敬意をこめて。まずは学習面。既にかなり長くなりましたので、今回はその始まりとしておきます。

(1)中学への準備としての数学について

「のびのびと入学までは遊ばせたい。勿論私も。親子ともども遊んだってイイでしょ」と言われる方はそれでも構いません。でも、恐ろしいものですぐになくなってしまいますよ、「学習習慣」が。受験勉強がある種「強制されたもの」だったならば、尚更「合格＝最終ゴール」という感覚は強くなるでしょう。いますよね、受験が終わったご褒美にと、大ヒット中の映画をお子さんとさっそく見に行って、親子ともども頑張りを「涙してたたえあった」方達。遊びたいのは、実は親御さんの方なのかもしれません。お子さんには「これから」があります。中学入学後に先ず気になるのは英語と数学でしょう。では、どこまでどんな風に中学数学を導入させていったらいいのでしょうか。おっと字数も多くなりましたので、この続きは次回としましょう。では、また。

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