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入試倍率も二極化?(中学受験専門塾・灘中学受験Academia【神戸市北区西鈴蘭台】) #中学受験 #倍率 #灘中
神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。阪神間の統一入試日まであと3日。各校の初回入試の出願状況も出揃ってきたようですね。ざっくりと言えば、昨年人気が出た学校は今年も勢いを増す一方で、昨年に引き続き大きく定員割れを起こしているところも少なくないという状況。超安定の最難関校も含めて、二極化の傾向が更に進んでいるように思えます。「何が何でもトップ校に行かせたい」「最低でもこのレベルで抑えたい」親御さんの心理が透けて見えるようです。でも、いざ倍率という数字が出てくると、今更のように上がった下がったと狼狽える親御さんも多いようです。どこまでも「数の論理」でしか物事を見られないのでしょうね。そんなだから、競合しない東西の塾どうしが連携してお互いの「灘中合格者」を足し算するなんていうような「数のマヤカシ」にもあっさりと引っかかってしまうんですよ。
出願に関する数字といえば「倍率」があります。新聞などで今出ているのは「出願倍率」=出願者数を募集定員で割ったもの。「名目倍率」とも。欠席者を除いた実際の受験者数を募集定員で割ったものは「受験倍率」といいます。で、実際は募集定員を超える合格者を出すのが一般的なので、受験者数を実際の合格者数で割れば「実質倍率」となります。昨年の灘中を例にすれば、募集定員180名に747名が出願したので出願倍率は4.15倍。11名が欠席して受験者は736名だったので受験倍率は4.09倍。実際の合格者が265名いたので実質倍率は2.78倍。ただし、これには追加合格者は含まれていないので「真の実質倍率」はもう少しだけ下がります。
募集定員180名なのになぜ265名も合格なのかって?前回のブログでも触れた通り、灘中入試では遠征組の受験が相当数に上り、合格者もそれなりに出ます。灘中のホームページには受験生の地域別データも公表されていますが、それを見ても遠方の合格者はまず辞退するものとして扱っていることが推測されます。(昨年は関東からの合格者は72名)学校もその辺はよく理解していて、毎年の入学者も190名を超えない範囲で推移しています。かつて大学の入学定員の厳格化という話題もありましたが、1割程度の定員オーバーは私学連合会でも問題にされないというような話も聞いたことがあります。
一方、入試を何回も実施する学校も増えており、そういった学校の倍率はとてもわかりにくくなっています。本来ならば入試回毎に定員と出願者数を出すべきところ、何回かまとめた形で定員を設定したり、複数コースを合算したり…敢えてそうしているのでは?と勘繰りたくなります。特に統一日午前の入試データは第一志望の割合が丸裸にされるものなので、何とかしてそれを見えなくしようと涙ぐましいまでの努力?すらしているようにも。どっかの政党の収支報告書じゃないんだから、そこんところはもっと透明化すべきじゃないでしょうか。尤も、数字ばかりに目が行く親御ばかり相手にしているとそんな風潮になるのも止むを得ないのかもしれませんね。あなたは自信を持って「数字に強い」といえますか?では、また。
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出願に関する数字といえば「倍率」があります。新聞などで今出ているのは「出願倍率」=出願者数を募集定員で割ったもの。「名目倍率」とも。欠席者を除いた実際の受験者数を募集定員で割ったものは「受験倍率」といいます。で、実際は募集定員を超える合格者を出すのが一般的なので、受験者数を実際の合格者数で割れば「実質倍率」となります。昨年の灘中を例にすれば、募集定員180名に747名が出願したので出願倍率は4.15倍。11名が欠席して受験者は736名だったので受験倍率は4.09倍。実際の合格者が265名いたので実質倍率は2.78倍。ただし、これには追加合格者は含まれていないので「真の実質倍率」はもう少しだけ下がります。
募集定員180名なのになぜ265名も合格なのかって?前回のブログでも触れた通り、灘中入試では遠征組の受験が相当数に上り、合格者もそれなりに出ます。灘中のホームページには受験生の地域別データも公表されていますが、それを見ても遠方の合格者はまず辞退するものとして扱っていることが推測されます。(昨年は関東からの合格者は72名)学校もその辺はよく理解していて、毎年の入学者も190名を超えない範囲で推移しています。かつて大学の入学定員の厳格化という話題もありましたが、1割程度の定員オーバーは私学連合会でも問題にされないというような話も聞いたことがあります。
一方、入試を何回も実施する学校も増えており、そういった学校の倍率はとてもわかりにくくなっています。本来ならば入試回毎に定員と出願者数を出すべきところ、何回かまとめた形で定員を設定したり、複数コースを合算したり…敢えてそうしているのでは?と勘繰りたくなります。特に統一日午前の入試データは第一志望の割合が丸裸にされるものなので、何とかしてそれを見えなくしようと涙ぐましいまでの努力?すらしているようにも。どっかの政党の収支報告書じゃないんだから、そこんところはもっと透明化すべきじゃないでしょうか。尤も、数字ばかりに目が行く親御ばかり相手にしているとそんな風潮になるのも止むを得ないのかもしれませんね。あなたは自信を持って「数字に強い」といえますか?では、また。
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