全国統一小学生テスト・コロナを乗り越えた君たちへ #中学受験 #全国統一小学生テスト #運動会

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。6月4日に「全国統一小学生テスト」を控えた神戸では、その前々日に大雨が降って学校が軒並み休校に。オイオイ、ちょっと待ってよ！3日が運動会って学校がとても多いのに、こんな水浸しのグラウンドで3日に運動会ができるのか？4日まで延期なんてことになったらテストどうなるの？

関西地方は確かに梅雨入りしたとはいうものの、それにしてもちょっと雨の降り方がひどくないか？私（当塾教室長）「線状降水帯」のことを理科のセンセイでもある塾長に聞きました。そしてなぜ、こんなに雨の量が「100年に稀なる降り方」なのか。河川の氾濫等が避けたくても避けるのが難しいとしたら…社会科ではありませんが「ハザードマップ」を確認しておくことはできるでしょう。各市町村の発行しているハザードマップ、確認しておきたいですね。さて、幸いなことに2日に運動会を予定していた神戸市の小学校のほとんどは6月3日に順延の上で無事実施。小学校の先生方、グラウンド整備ありがとうございました。

ということで、当塾でも予定通りに「全国統一小学生テスト」を無事実施できました。ところで、テストの間には休憩時間を設けています。当塾には「灘中文庫」と題して様々な文庫本や図鑑、また私の趣味でもある「鉄道」関係の写真集等を塾生のために用意しています。入試に出る作家の文庫本に紛れてなぜか「漫画本」も。ドラえもん、ゆきポン、漂流教室、サザエさん等。詳しくは当塾にいらしてご確認ください（笑）図鑑を手に取る子、漫画を手に取る子、またそれらの本には目もくれず、当塾のコレクションである化石や虫のミニ標本に興味を示し「これは何？」と聞いてくる子。興味を示すものはそれぞれ違って個性が見えていました。そしてそれは、テストを受ける姿勢にも見事に表れていたことは興味深い発見でした。当塾で現在飼育進行中でもある「ダンゴムシ」もその様子はじっと見ていたようですね。「ぼくたちにも興味を示さんか～い！」

今回のテスト内容についてですが「全体的に難問がやや増えていたかな」というのが塾長の感想です。対策授業で当塾は得点を取るコツもお伝えするのですが、算数なら計算、国語なら語句と正答率の高い問題についてまず指導します。その後、算数はその子の苦手分野が洗い出されますから、それを個別に指導していきます。それにしても、やはり今回も「学年相当の計算力と漢字・語彙力」「教科書レベルではない文章の読解のスピード」等が求められたようです。理科や社会では「図表やグラフから情報をしっかりと読み取る力」も求められ、苦戦していた子たちもたくさんいたようですね。

テストの休み時間の時に、私はこんな声掛けを受験生のみんなにしてみました。「みんな、運動会終わった？」すると「はーい」という元気な声が。「どんな種目があったの？」小学校によってこれまた個性があります。違う学校の話が面白いらしく妙に盛り上がりましたよ。ただほとんどの学校が午前中のみ、そして種目もほとんど2つくらい。ちょっと前の小学校の運動会はしっかり午後まであって、お昼はお弁当を食べて…でも、このコロナ禍ですっかり変わってしまったようです。

テストでは疲れた様子を見せていた子どもたちですが、運動会の話になると物凄くイキイキとして学校自慢まで（笑）私はそんな子ども達にこう声を掛けました。「コロナで、運動会もろくにできなくてこの3年間辛かったよね。運動会どころか遠足だってね。でも、今年運動会ができて良かったね。これからいいことあるさ。」そうしたら子供たち、みんなシーンとしてしまいました。やっぱり、コロナ禍の3年間一番つらかったのは、黙りこくるだけで大きな声も上げられなかった「小さなひとたち」だったようです。

テストの成績表返却は当塾では来週の16日から。見直し勉強会も予定しています。「結果が悪そうだからキャンセル」はいかがなものでしょう。親御さん、あなたたちも試されていることをお忘れなく。最後まで結果に責任を持ってもらいたい。親こそ。それがこのテストを16年・31回連続で実施してきた当塾からの、コロナ禍を乗り越えてきたご家庭へのメッセージです。では、また。