「全国統一小学生テスト」計算ぐらい練習しとき（神戸市北区の中学受験専門塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #算数 #計算

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」が次の日曜日に迫りましたが、まさかの台風接近で天気が心配です。土曜に運動会がある小学校では、土曜が雨天中止だと日曜に順延されてしまい、テストが受けられなくなる可能性も。そうなるともう手の打ちようがないので、なんとか土曜に運動会ができるよう祈るばかりですね。

「全国統一小学生テスト」は「教科書レベルの確認テスト」でも「中学受験専用の模試」でもありません。教科書レベル～中学受験応用レベルと幅広い内容での出題となります。お子さんの現在の学力を測り、全国規模のデータと照らし合わせることで「立ち位置」を把握して、今後どうやって学力を伸ばしていくか考えるのに最適化された「学力テスト」です。なのでこのテストには、定期テスト前に出題範囲を一夜漬けして高得点を取るような「テスト対策」などは有り得ないのです。それでも何らかの準備はしておきたいというのなら、ここはやはり基本の反復練習を徹底してやらせるべきでしょう。

算数ならまずは計算ですね。「計算なんてできるだろう」と安易に考える親御さんも多いのですが、長らく現場で見ている限り、ごく少数の上位生を除けば計算力は低下の一途を辿っています。「全国統一小学生テスト」でも、大問1の計算問題がロクに出来ていないのも決して珍しくありません。出来ない原因が「学校の進度が遅くて未習だったから」であればまだいいのですが、習ったはずの簡単な計算のルールすら守られていないケースも頻発しています。例を挙げると「35－10＋15」を「35－(10＋15)」、「120÷20×3」を「120÷(20×3)」と誤って計算してしまうような、まったくなっちゃいないお子さんが非常に多い！小数の割り算で「小数点の移動？何それ美味しいの？」状態の6年生もいますよ。それでいて志望校判定の登録校だけは随分「強気」なんですよね…そんなんで受かる訳ないだろが！

出題範囲が「教科書1学期の範囲＋応用」となっており、計算の出る範囲もおおよそわかりますから何らかの練習はできるでしょう。少なくとも前学年までに出てきた計算はマスターしていることが前提ですが、こと計算に限っては「まあまあできる」ではダメで「100％完璧にできて当然」でなくてはいけません。ましてや中学受験するのであれば早い段階で「四則計算、小数・分数なんでもござれ」学年にかかわらずとっと先取りしてしまいましょうよ。「全国統一小学生テスト」の計算問題なんかで1つでもミスるようではお話になりません。よほど自信があるのなら結構ですが、ほとんどのお子さんにとっては「算数対策として計算練習をすること」はとても有効的だと思いますよ。まずは大問1の全問正解を目指しましょう。では、また。