白陵中・近況報告会①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #白陵 #算数

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、白陵中高の近況報告会に参加した話をしました。そこで、学校においてデジタルツールを目的外使用するケースが相次いでいることについて触れました。授業中に音楽を聴いたり、ゲームをしたり、動画を見たり。まあ、昔も授業を聞かずにノートに落書きしたり、こっそり早弁したりなんてこともあったので、今の子がとりわけ悪くなった訳でもないとは思います。今と昔で大きく違うと感じるのは、悪事がバレた時の態度。イマドキの子は開き直りが凄まじい。「別にオレだけじゃないし。みんなやってるじゃん。」こういう類の「みんな」とは大抵同じグループの数人のことなんですが、まるで黄門様の印籠のように持ち出してきますねぇ。親も親で「学校の指導がなっていないから」自らの家庭での指導力は棚上げかい。

繰り返しますが、これ決して「レベルの低い」学校に限った話ではないらしいのです。いわゆる有名校、難関校とされる学校でもよく聞きます。自由や自主性を重んじる学校でもそう。むしろ、中途半端に自由や自主性を持ち出すものだから余計始末が悪い。「こんなことぐらいでペナルティーを科されることもないだろうし」と高を括っている節もあるようですが、こんなことでは学力面はいわずもがな。無意味な校則や制服の撤廃などは勿論どんどんやってもいいでしょうが、自己の行動にすら責任持てないようなオコチャマや親御に学校が厳しく接することは当たり前のような気もします。「自由」「自主性」を謳いながらも入試でそれに相応しい生徒を集めない（集められない）学校は、それまでがどれだけ優秀だったとしてもだんだん凋落していくのではないでしょうか。今後の大学合格実績に注目しましょう。

さて、近況報告会でのお話に移ります。今年の白陵中入試で大きな変化と言えば、前期算数の配点が100点から120点に変更されたこと。国語と同配点になりました。国語が120点になったときは多分に女子の受験数を意識したものと推測されますが、もはや男子、女子と区別することも意味を持たなくなり、「リケジョ」ブームということもあるのでしょう。「しっかり力をつけてきた受験生を評価したい」との趣旨で算数の配点を上げたとのことです。問題数を増やすのではなく、応用問題である大問3～6を各15点から各20点とすることで、難しいところでプラス20点となっています。このボリュームで70分ということで、解答のみの問題も入れたものの想定より平均点は下がったとのこと。ただ得点分布の裾はきれいに広がっているので、入試としては妥当なものだったと言えるでしょう。平均点マイナス5～10点で合格率5割程度だそうです。（かつてはマイナス10～15だった）ただし、算数担当からは「平均があと5～10点上がるようにしたいが、難易度は維持したい。」とのコメント。受験生のより一層の努力を期待する、というところでしょうか。

前置きが長かったかな？この続きは次回に。では、また。