志望校選びと模試判定（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #志望校選び #模試判定

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。急に寒さが増してきたこの頃、中学受験生の皆さん、体調管理はいかがですか？受験生にとっては、大量？の課題に悪戦苦闘しながら限界ギリギリまでの追い込みをする時期。学校でも、6年生ならではの様々な行事の準備で忙しくなる頃です。この時期から「入試」を見据えた時間管理を心がけてみましょう。体のリズムを整えていくのです。宿題の時間を見直す、宿題の内容を「暗記もの」と「じっくり解く系」に分けて、自分で組み立て直してみましょう。

ただし、親御さんたちが分刻みにスケジューリングすることはあまりおススメしません。当塾でもアドバイスはしますがあくまでもアドバイスに留めます。あまりアレコレと世話を焼き過ぎるのはこの時期禁物だからです。最後の追い込みを実際に行うのは受験生本人。一個の独立した人間でもあるお子さんの手に委ねてみましょう。「デキる訳ないじゃない！うちの子に。親がいないと…」いないとどうなんですか？受験の先の人生でも、そのように口を出されるのでしょうか？もう、スタートしているのですよ。中学入学後のお子さんの学校生活の準備も。

「志望校選び」について、いくつかのパターンに分けてお話しします。今回は「塾内模試の判定と実際の志望校合格可能性とのズレ」について。「（某大手塾の）塾内合否判定テストでは第一志望校はＣ判定。塾の先生からは『厳しいですね』と。でも、子どもはその学校はとても気に入っていて『どうしても受験したい』どうしましょうか」。この手の相談事、割とあるんです。当塾はまるで無料教育相談所(笑)。色々なホンネの悩みにお付き合いすることもあります。

他にも「○○特訓の模試が…最後の合否判定テストが‥」親御さんの焦りが顔に出まくっています。まずは、私（当塾教室長）も塾長も「お通いの塾に直接聞いてみられたらいかがですか？」と言うのですが、私と塾長合わせてウン十年（！）の経験値は伊達ではアリマセン。大手塾のテストのカラクリを私たちは嫌というほど知っているので、そのお悩み「さもありなん」と思ってしまいます。

「大手塾の模試の判定通りに出願したのに、結果は全落ち…」なんてことも決して珍しくはありません。なぜか？大手塾の模試というのはあくまでも「その塾特有の形式で出題される模擬試験によって、その塾の母集団の中での立ち位置を見る」だけのもの。実際の入試となると、更に大きな、更に練られた他集団との競争になります。「他流試合」と称して他の大手塾の模擬試験をいくつも受け、偏差値と合格判定を見比べてみるという方も多数いらっしゃるようですが、一体何を目的にされているのでしょう？

そんなヒマがあったら、志望校の過去問をしっかり時間を計りながら日程別に通しでやってみてください。そして厳しめに採点し、合格最低点・合格平均点・最高点と比べてみましょう。当塾では、外部模試と「過去問演習」をメインにして志望校への合格可能性を判断していきます。あ、でも大手塾で○○特訓と称した講座で、過去問を「虫食い」でやってしまっていたらこの方法は使えません。そうなったらもう手はありませんので、悪しからず。

お子さんがある学校を熱望されて、そしてしっかり勉強を積み上げていらっしゃるのであれば「全体の過去問演習」をされてみて、合格平均点に届いているかを判断してみてはいかがでしょう。大手塾の模擬試験の判定通りに合格が来るとは限らないことについては、次回以降もうチョット詳しく述べたいと思います。では、また。