プレテスト、ステタモノデハ「アリマセン」？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #プレテスト #あと50日

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。いやあ「秋」ですね！「真っ赤な秋」ですね。先日、私（当塾教室長）は三田学園に用事があって神鉄の有馬線・三田線に乗った時、車窓からの紅葉の美しさに見とれてしまいました。有馬線ではまたまた大勢の日本人観光客の他に、外国人の姿も。英語の他にいろんな外国語が聞こえてきました。その時のことです。神鉄谷上駅からアジア系の旅行客のグループが乗ってきて、やや間を空けて座っていた私の横に座りました。そしてカタコトの日本語でこう問いかけてきました。「アリマオンセン、エキ、ドコ？」手元のガイドブックで私は「有馬口駅で乗り換えて下さいね。」と。すると「コノデンシャ、アリマオンセンエキ、イキマスカ？」と。そこで私。「この電車だけでは有馬温泉駅には行かないので乗り換えてください」すると、もう一人のアジア系の人がこの一言を。「コノデンシャ、アリマセンデハアリマセン」一本！

さて、ご存知でしたか？阪神間の統一入試日まで今日であと51日。各学校のプレテストもほぼ終了かと思われますが、中学受験生の皆さん・親御さん、そろそろ志望校選択も視野に入れていきましょうか。各学校のプレテストの「判定」はいかがでしたか？「こんな判定じゃ合格はないかも」とか「これなら合格がもらえるかも」「この学校がこの結果だったら、もう少し上のあの学校も狙えるかも」等、様々な憶測や希望的観測などが飛び交います。ただし、プレテストで「A判定」だったからといって、その学校に「絶対合格」と保証されたわけではアリマセン。他校から鞍替えしてきた優秀な？「プレテスト未受験層」が参戦してくることも考えられるからです。あくまでも、プレテストというのは各学校の「来年度入試の傾向と対策」とお考えください。学校によっては前年度と難易度や出題傾向を変更するところもあります。「こんな生徒が欲しい」「せめてこれくらいの学力は持って入学してくれ」といったメッセージが込められているのです。

また、その学校のテストパターンとお子さんとの「相性」を見ることができます。そこを見極めることこそが、様々な学校のプレテストを受験する意味があるのではないでしょうか。「こんな志望してない、受験するつもりのない、偏差値の低い学校のプレテストなんか受けるだけ無駄じゃないかしら？」というご意見もありますが、当塾では兵庫県のみならず大阪等も含めた様々な学校のプレテストを受験してもらっています。すると「え、先生こんな学校があったんですね」とか「解説会で校長先生と直接お話が出来て、いろいろな事を知ることができました」とのお声を聞くことも多くあります。まあ、プレテストというのはある意味「学校とのお見合い」です。その結果をみて「ここをもう少し勉強した方がいいかな」「あと、算数のこの単元を勉強しないと合格はないな」等々、プレテストで得た情報を基に、あと50日あまりの入試日に向け「すべきこと」をブラッシュアップしていくことにこそ意味があるのではないでしょうか。また「あんな偏差値の低い学校のプレテストなんて」と学校をバカになさる親御さん、その偏差値の低い学校のプレテストで「一番」をとってから言いましょうよ、そのセリフ。あまり学校をバカにするものではアリマセンよ。では、また。