花も親も気付かぬ「毒」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #毒親 #共感力

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2022/09/29 花も親も気付かぬ「毒」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #毒親 #共感力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。秋分も過ぎ、近くのお宅の庭でもヒガンバナが多く見られます。「ヒガンバナを家に持って帰ると火事になる」等というような不吉な迷信とは裏腹に、その花の美しさにしばし足を止めて見入っていると、赤いヒガンバナの隣になんと白いヒガンバナが。こちらも負けじと咲き誇っていました。秋のお彼岸の頃にいきなり花茎を伸ばして花を咲かせるヒガンバナ。別名「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」葉と花が同時に見られないというのもこの植物の面白いところですが、ご存知の通り、ヒガンバナは毒が花、葉、茎、根と全ての場所に含まれている全草有毒の植物で、特に鱗茎(いわゆる球根)にはリコリンという大量の猛毒が含まれ、モグラやネズミなどは球根1つで1,500匹が死んでしまうとか。「毒花」というどストレートな別名も、まあ致し方ないところなのでしょう。

 

さて、ちょっと今回は「探究」をお休みして別の話題を。というのも、TVを見ていると「毒親」という文字が目に飛び込んできました。ヒガンバナと「毒」繋がりという訳ではないのですが、中学受験に関わっていると嫌でも「毒親」の定義にピッタリ当てはまる親御に出くわします。当ブログでもこれまで「バカ親」と称してきた人達のことですが、もはや「バカ」なんて軽い言葉では言い足りないのでは?と薄々感じていたこの頃、確かに「毒」の方が的を射た表現かもしれないと思った次第です。(ちなみに「的を『得た』」ではありません。的を貰っても意味ないでしょ(笑))

 

本題に入る前に、まずは「毒親」の定義を確認しておきましょう。この「毒親」というのはアメリカの専門家が提唱した概念で、英語では”toxic parents”←もろ直訳ですね。過干渉や暴言・暴力などによって子どもに重圧を与えたり、親の都合を優先して子どもを構わなかったりする親のことを指すそうです。数年前からこの「毒親」という言葉が一種のブームとなっており、それらを扱ったマンガや書籍も一定の人気があるのだとか。実際に「毒親」に苦労しており、そういったものに共感する向きが少なくないことの表れではないでしょうか。

 

一方でその言葉が与える悪影響に眉を顰める人もいるようで、件のTVでも「親に育ててもらっているのに、感謝どころか『毒親』とは何たることか」という投稿も。高齢の方からのようで、おそらくご立派な親御さんの下でお育ちになったのでしょうね。日本型道徳の鑑とも言えますが、言い換えると「親の言うことは絶対だ」というそれこそ典型的な「毒親」のセリフに繋がるような気もします。

 

現実問題として「毒親」とそれに苦しむ人たちがいるのに、カビの生えたような古臭い道徳観を持ち出されても何の解決にもならんでしょ。「若いヤツが我慢して黙ってればいいんだよ」と言っているのに等しい。もっと厳しく言わせてもらえれば、人生長く生きてきた割に「他人への共感力」があまりにも乏しいのではないかと。そういう人ほどカンタンに「親子なんだから話せば分かり合えるはず」とか言うのでしょうが、その言葉は「毒親」問題をさらに拗らせるだけ。わからんヤツには何を言ってもムダであることを悟って、であればどう対処すべきか考えるのが「毒親」の毒を回避する最善の方法なんだそうです。アナタは思い当たるフシはないですか?

 

中学受験にもいる「毒親」のことを書こうと思っていたら、ついつい前置きが長くなってしましました。今回はここまでとします。では、また。

 

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