教育界の「令和維新」龍馬は何処に（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #偏差値 #大学入試

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。関西地方はまだまだ暑い日が続きますね、と言っても今日はやや爽やかな陽気でした。気がつくと朝から秋の虫の音が。アレ？蝉ちゃんは？当塾の絶大な数を誇る「蝉の抜け殻コレクション」達。それだけではなく、私（当塾教室長）にとっては、道で寝たふりをしている蝉たちをつまんで起こすことが夏の朝の日課の一つだったのですが、中には永眠された蝉ちゃんたちも。それらの蝉ちゃんたちもしっかりコレクションされています。静かな夏の終わりをその眼が「凝視」しているようです。さて、一体何を？

「偏差値のいい大学に行きたいから、少しでも偏差値表の上にある中高一貫校へ。下の学校に行くくらいなら、レベルの高い公立高校を目指した方がマシじゃないかしら？高いお金を払っておバカな学校に行かせる価値なんてないもの。」このご意見、よくお聞きします。前に「この夏の頑張りが受験を制する」と書きましたが、「スグに目に見える結果を」それが親御さんたちの偽りのないホンネですよね。でも「夏を過ぎた段階ではまだまだ早い」と言わせてもらいます。

塾によっては、キーキー仰る親御さんの精神安定を図るべく、様々な「営業トーク」をマニュアル化しているところもあるようです。同じ文句を何度も繰り返される親御さんには、塾の方も同じ返事を何度も繰り返すのです。そのような親御さんはただの「クレーマー」と思われていますから、対処の仕方も扱い方も慣れたもののようです。「どーもすみません」「講師に伝えておきますね」「大丈夫ですよ」話を聞くフリをすることがポイントのようですが、主役は一体誰？

「テストの点が悪くて子どもが泣いて帰ってきた」「志望校がムリだと言われた」子どもが傷ついたじゃないの！訴えますか？それを受け止めて、一緒にある意味「戦う」ことこそが親御さんに求められているのではないでしょうか。例えば、少年野球をやっているお子さんが試合でボコボコに打たれて帰ってきたときに「子どもが傷ついた！どうしてくれるのよ」と言うでしょうか？まだまだこれからだというのに、親御さんがそんな風な精神状態だと、お子さんが本当の意味で「崩壊」してしまいますよ、受験前に。ナゼ「あそこの学校じゃなかったらダメ！」なのでしょう？もう一度親御さんも自分自身を「凝視」して欲しい、そんな9月です。

「偏差値の高い学校」と仰いますが、そこに進んでもらいたいと思うのは「だって私たちの子どもだから」という思いもあるからではないですか？「そこに行ったら東大・京大や医学部の合格者がたくさんいるんだから。何か悪い？」いえいえ、別に悪くはないです。でも、大学入試は確かに変化してきています。ツメコミで、ねじり鉢巻きで、夜遅くまで補習、そしてテスト、テスト…そんな「旧態依然」の指導方法をしていては、新しい入試制度に取り残される「現在は偏差値の高い学校」も出てくることでしょう。或る学校の先生はハッキリと「大学入試が変化するといわれていますが、学力勝負であることは変わらないのではないでしょうか。国公立の推薦入試といってもね。」と余裕でお考えのようですが…

いくら「学力勝負」といっても「学力」の内容と質が大きく変わりつつあることが重要なポイント。新しい大学入試制度の根幹にある「新しい学力観」は正にそこを突いてきているのです。「これからの子どもたちは、ある意味『令和維新』の世を生きていくのだ。グローバルという名の…」タイヘンだア、こりゃ。教育界の「令和維新」の世に「坂本龍馬」は出現するのか？次回は、この教育改革が大学入試に及ぼす影響や学校の取り組み方などについてお話ししたいと思います。待ってろぜよ！（←なんかおかしくないか？by当塾代表）では、また。