中学受験もラクじゃないよ（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #実力勝負 #ブローカー

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。いやあ、あっついなぁ。スポーツもあっついからしゃあないか（神戸市民にしか通じない？某スポーツ紙のTVCMより）以前は神戸の海っぺりに教室があって、授業が終わって帰宅するときでもアスファルトからの熱気が凄く、汗っかきの私（当塾代表）はタオル2枚を毎日ビショビショにしていました。それが4年前に北区の山ん中に来てからというもの、随分と汗をかくことも減りました。なんせ標高が東京タワーのてっぺんと同じなんだそうで、神戸電鉄が「登山鉄道」の仲間というのも頷けます。にしても、今年の蒸し暑さはさすがに堪えます。人間、ラクな環境にはすぐ順応してしまうもので…ラクな環境と言えば、受験勉強でも同じことが言えますね。これまでもまったくいなかったという訳ではありませんが、受験の世界において「とにかくラクして合格したい」と公言して憚らない人たちが、近年とみに多くなってきたような気がします。

受験塾が本来担うべき「業務」は、まず第一に志望校合格に向けて必要な学習指導を行うこと。そしてそれに付随するものとして、お子さんの能力や適性を見定めて保護者に適切なアドバイスをすること、志望校選択に役立つ情報を提供すること、場合によっては保護者の「暴走」を抑えること等が挙げられます。つまり、適切な要望に対して適切な方策を示す「アドバイザリー」の役目ということ。対価はその「アドバイス」に対して払うものであって、間違っても金銭で合格を約束する「ブローカー」などではないのです。そこを履き違えている輩が、塾にも保護者にも増えてきているという訳です。教育相談が当たり前である高校受験ではもとよりその傾向が強いのですが、実力勝負のはずの中学受験においても「ラクな合格」を求められるようになってきています。

では「ラクな合格」とは何でしょうか？まずは金銭面の負担が少ないこと。中学受験の経験がない方に特に顕著なのですが、お習い事感覚で「1回1時間の週1か2で中学受験の指導を」とやって来られます。低学年ならまだしも小6になってから、それでいて志望校だけはまあそれはご立派なところをおっしゃる。そういう方ほど論理的に否定しても聞く耳を持たないので、当塾では取り敢えず学力診断と称して志望校の過去問と学年相当の基礎問題を解いてもらいます。そうするとほぼ間違いなくトンデモナイ数字が出てきます。それを目前に突き付けながら必要な指導時間数と授業料をお示しすると、これもまたほぼ例外なく「えッ、そんなに？」という反応が返ってきます。この後どうされるかはよくよくお考えいただくことといたしましょう。このお話し、もう少し続けます。では、また。