全国統一小学生テスト・自己採点で「天国から地獄」？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #自己採点

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今年1回目の「全国統一小学生テスト」昨日無事終了しました。当塾受付の机上には、私（当塾教室長）が近くから採ってきた雑草？の花達がお出迎え。そのハルジオンにくっついてきた大量のアブラムシたちとそれを狩猟するテントウムシの幼虫たちも、テストを受験する子たちをそっと見守りました。花瓶の花たちに気がついてくれたかな？また、いつもこの時期に開催されるもので、気になることの一つに「当日の天気」があります。雨だったら会場に行くのも大変ですよね。また、この頃は運動会をこの時期に開く学校も多くなってきていて、申し込んだものの「疲れて」朝起きられなくてキャンセル…などということもあるのかも。受験されたお子さんたちの様子はいかがだったでしょうか。とにかく受験されたお子さんたちに先ず親御さんが掛ける言葉は「おつかれさま、頑張ったね。」これだけでよいと思います。さて、御宅はいかがだったでしょうか。

各学年の平均点や順位などはもう少しお待ちいただくとして、いかがでしたか「自己採点」え？誰がするのかって？もちろん受験されたお子さんですよ。え？何を答えたか全くわからない、或いはやりっぱなし？それではこのテストを受験する意味も半減してしまいます。テストにおいては「受けっぱなし」というのが一番無責任なのです。結果だけに汲汲とする、また過去問をどこからか仕入れて「これさえやれば」という間違った勉強方法で悦に入っているのは困ったものです。親御さんたちの「全国統一『コンテスト』」などではないのですから。ま、最も先程述べた「テストの結果に汲汲とする」「過去問題さえやればよい」という考えは、中学入試で「親が子どもに関わる」ということの一番の弊害だと思います。自分で入試を仕切りたがるのは結構なのですが、時代と共に子どもの気質も変わってきていることをご存知ないようです。それは「むか～し、むかしのことじゃった…」です。今の子どもたちは「教えすぎるとダメになる」のです。特に中学受験を控えた12歳くらいまでにそんな意識を植え付けられてしまっては、社会人になってもずっと「それが当たり前」になってしまう可能性が高いと思います。この事はまた、ブログで触れていきたいと思います。

さて、「自己採点」に話を戻します。この事がいかに大切か。当塾ではすべてのテストで自己採点をしてもらいます。テストの点だけに一喜一憂するのではなく、「どんな問題が出来て、どんな問題を落としたのか」「正答率の高い問題をしっかり得点することができたか」「これからの自分の課題は何か」このことに注目してほしいのです。そこにこそ「やるべきこと」が見つかるカギがあるからです。自己採点がいい加減ということは、学習において「自分が正しく理解しているところとまだ不十分なところを客観的に分けることができるか」「自分で自分を修正しようとする気持ちがあるか」がアヤシイということに繋がっていくからです。自分の弱みと強みを知り、それを自分で考えて修正していく、このことがこれからの社会で生きていく子ども達に必要な資質であり、それを育てていくことが当塾の「思考力」教育が目指す一つであると確信しています。そこんトコ、夜露死苦！え？我が子に聞いてみたら国語は満点だったって？算数は150点満点中145点だった？ふーん、楽しみですね、成績表返却。「天国から地獄」にならなきゃいいんですけど。では、また。