花の色は移りにけりな…国語の論理は?②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #国語 #読解力

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2022/04/14 花の色は移りにけりな…国語の論理は?②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #国語 #読解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。花の色は移りにけりな…という和歌を前回ご紹介したのですが、もう葉桜になってしまいましたかね。でも広い日本、まだ桜が散り切っていない地域も。では国語の論理についての話を温かい風と共に続けていきましょうか。その前に、今に相応しい和歌を。

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ(古今和歌集・紀友則)

 

「国語が苦手で…」というご相談を本当によく承ります。ではお聞きしますが「言葉を知っていますか?漢字の読み書きはいかがですか?」言葉を知らないことや語彙不足から文章が読めないことが多いのです。当塾では国語辞典・漢字辞典を持参してもらい、わからない言葉は調べてもらいますが、中には「そんな面倒なこと…」と考える方も。またこれも以前ご紹介いたしましたが、新聞のコラムを書き写すことも奨励しています。本当は毎日習慣づけるのがいいのですが、そうなると少し負担に思う子もいるので、教室で私(当塾教室長)の目の前で書き写しをしてもらうのですが、これがなかなか難しいらしく軽く30分はかかってしまいます。ヘタすりゃ1時間なんて子も。

 

「そんな時間、ムダでしょ」では言葉の力はつかないでしょう。面倒臭がっているのなら。国語の読解力は「書写」を伴うものであり、文章のお手本をみながら文の型を身に付けることがスタートだからです。「読み書きが面倒」なんて言いながら「読解力を鍛えてほしい」なんて言うのは、走り方を知らないのに、腕の振り方や足の揚げ方、筋肉の鍛え方を知らないのに「50メートルを7秒台で走る方法を教えてほしい。やればできるはずだから。」といって筋肉痛を起こすのと似ています。しっかり走るには、それなりの体の動かし方があるのですよね。読むことが億劫で、言葉を調べるのも面倒で、言葉そのものの世界に入っていないのに、何が読解力ですか?時間がかかって、受験に間に合わない?そうかもしれませんね。そんな家庭環境で、お子さんがお育ちならば。新聞をお取りでない?ならば失礼ながら、お家の方の「読解力」も疑ってしまいます。今の時代、デジタル機器をフル活用するとしても、仕事上でレポートを書いたり、報告書を作成したり、大人でも文章の読み書きの能力は必須でしょう。尤も「そんなの関係ない」という職種ならば話は別ですが。

 

文を書くことと読解力は結びつきがあるのですが、最も簡単な「文を書く」こととしては「日記」があると思います。何でもいいから、とにかく「文を書く」この経験が読解力の土台になります。「文を書く」ことは丁寧に読むことに繋がっていきます。「読解力が無い」お子さんの文章の読み方をみていると実に「雑」なんです。飛ばし読みをしていることが多い。または「読む」だけで終わっている。活字そのものを一字一字追いかけるだけで、その文章が伝えたいことをイメージすることまではできない。そして時間だけが過ぎていく…国語の読解力を上げるには、まずは丁寧に読むこと、書くこと。次にそのスピードを上げていくこと。この点、先程も言ったようにスポーツでも同じことが言えるのではないでしょうか。この話、もう少し続けます。葉桜が虫に食い散らかされないうちに(?)では、また。

 

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