入学式の主役は誰?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #入学式 #オンライン授業

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2022/04/06 入学式の主役は誰?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #入学式 #オンライン授業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。なんだか気温が乱高下していますよね。4月に入っても「なごり雪」が東京に降り、関西でも冷たい雨が。まるで昔のフォークソング?の世界の様な天気が続いています。満開になった桜も「えッ?」と困惑しているような感じ。それでも、教室の近くにある桜の木は、「まん防」が終わった途端に密になった行楽地を尻目に、静かな賑わいを桜自身が楽しんでいるかのようで、私(当塾教室長)などは桜を詠んだ西行法師の「和歌」を思い出してしまいます。

 

今年度の私立中学の入学式も「保護者は一家庭一名の参加で」というところが多かったようですね。なんともさみしいものかもしれませんが、これが本来の「入学式」の姿なのかもしれない、との見方を知り合いの大学教授は話していました。「おかしいんだよね、小中学生ならわかるけど、大学生になってまで親が涙を流して入学式に参列なんてのは。一番はしゃいでるのは親なんだよ。式が始まってもおしゃべりばかりしてて。一番褒められたいのは親なんだろうね、誰も褒めてくれないんだろな。でも褒められたいって、何をかね?」さあ「何を」でしょうか?

 

その大学教授に私は「でも、今の『親』たちは『自分も主役』『いつでも主役』と思い始めた世代なのではないかな。昔は…と比べると、昔は『私事で恐縮ですが』なんて言い方もあったけど、今はSNSで『いいね!』をすぐに誰にでも求め、期待する時代、そして世代。もうさ、メンタリティーが違うことをこっちが認めないと。」すると大学教授、私にこう問いかけてきたのです。「でも、そうなってくると簡単にチヤホヤされることを求めて『努力?めんどくさ!』となってくる。大学生が今まさにそうだから。何にもしない人が、ちょっとしたことで称賛されているのをズッと見せつけられているとね。そして、塾なんかではすぐ簡単に学力もついて、点数も上がり、志望校に合格もできる方法がないかとなってくる。『リアル』な受験勉強の中に、『現実』の資本主義の社会にそんな『バーチャル』なモノが存在するのかね。」私、こう言っておきました。「『自分が主役』なんだから『失敗も自分で受け止める』自分で考えて、自分で選択する力こそがこれから求められるよ。自分が何を求めているのかも含めて考えてもらおう。」

 

この春休み期間に「中学入学までにやっておくべきこと」という視点で当塾でも中学入学準備講座を行っていましたが、先日お問い合わせの電話がありました。「どれだけの量のプリントをやるのですか?」「どんな教え方をしているのですか?」「上の子は他塾で私立中に受かったのだけど、中学入学準備講座だけでも受けられませんか。今の塾の中学部ではオンライン授業だけなので。」等と矢継ぎ早に質問が。「オンライン授業があるのならいいではないですか。画面の前で講師との相互のやり取りができるのでしょう?」とお返事したところ、このようなお答えが返ってきました。「塾をお休みしたときだけならまだしも…それに『なんだ、こんなんじゃテキストそのまんまじゃないか』って主人が言うものですから。」

 

今回のコロナ騒動で、集団授業中心の大手塾が相次いで実施したオンライン授業。「リアル」授業の代替という訳ですが「オンライン授業だけで通常通りの授業料って納得いかない」という声も。では、「リアル」にはあって「オンライン」にはない付加価値とは一体何なのでしょうか。大学教授の言う「すぐ簡単に学力もついて、点数も上がり、志望校に合格もできる方法」に、「オンライン」は当てはまらないのでしょうか。また別の機会に考えてみましょう。では、また。

 

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