女「鉄ヲタ選手権」灘中鉄道研究部編（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #鉄道研究部 #女鉄

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今日3月8日は「国際女性デー」国際的な婦人解放の日、ということで新聞やテレビなどでも話題に取り上げられています。マスメディアでは「夫が家事をしない」「女性が結婚をして子どもを産んだ後に会社に復帰しようとしても、もう後輩が入社して私がやっていた仕事をしていて復帰が難しい」「保育園の送迎が会社の時間と合わなくて難しい」「会社から帰った後に家事がたくさん」「キャリアを積めば…なんて話はどこ？」等々の意見も寄せられていたようですが、「男女雇用機会均等法」ナンてものが出された時代の一期生？である私（当塾教室長）が思うに「変わりゃしないって、男尊女卑」

以前のブログで、塾での「お茶くみ」の話を書かせていただきました。いろんな意見もあるでしょうが「女の敵は女」とだけは言えるような気がします。「私たちの時はこうだった」「ずっとそうやってきたのに」何でこれまでのやり方を変えるんだ？その方が居心地がいいのに…と考えるのは男女ともです。変えなきゃ！と思うなら、誰かさんを「アテ」にしない、誰に何と言われようとも気にしない「図々しさ」が先ず必要最低条件かもしれません。私もそうやってきましたが「渡る世間に鬼はない」何かと力になってくれる人たちもいて嬉しく思ったものです。そして「今度は私が誰かの力になろう」とも。

「女性で塾の先生？晩御飯の支度は？」なんて思っているようでは、隣ん家の子どもの進学先を妬むくだらない誰かさんたちと一緒かも。さて、鉄ヲタを自認する私にとっては「『女』鉄ヲタの解放」を強く求める次第でアリマス！女も男も対等に「鉄ヲタとして語り合える」ことができるようになりますように。それには「鉄ヲタ？女らしくないね」なんて言葉を気にしないことからですかね。

さて、今回の鉄道研究部は灘中です。灘中を目指す子の中には「ここの鉄研に憧れて」と言う例も珍しくないようです。活動としてはコンテストに参加する他、西大和学園や雲雀丘学園、東大寺学園などと一緒に阪急沿線駅での写真展なども開いています。5月に行われる文化祭では、教室を二つ使用してのジオラマや各種ゲージの展示は毎年恒例。学校のグラウンドでの一般の人たちを対象としたミニ列車試乗体験などもあって、これも人気ですね。

見学者の中には詳しい方もおられるようで、ジオラマや展示物に見入っている方もおられます。なかなかのレイアウトのジオラマは完成度の高さは一級品でしょう。各種ゲージを並べている様子は、どこかの電鉄会社の車庫を俯瞰しているようです。車両の一つ一つにもこだわりがあり「おおっ、これは」というものも少なくありません。ここの鉄研の「精密さとこだわり」は灘校の校風そのままを表しているのではないでしょうか。（要するに「変わり者」が多いっちゅうことちゃうかね？by灘校OB（当塾代表））

私がこの鉄研で注目しているのは部誌『新どんこう』です。この部誌の中で、コントローラーのことなどをメカニック的に電気図を使って説明している部門？があります。非常に専門的な記述でまるで「論文」。でもわたしはこの部分が大好きで、とても楽しみです。なぜなら鉄ヲタの「縁の下の力持ち」的な面を前面に出しているから。この鉄研は「工学班」「模型班」「軌道班」等にも分かれていて、互いが「対等な立場」で鉄道研究部を構成しているようです。

普通ならばジオラマ作成や旅行記、また切符収集など「見えるもの」にどうしてもスポットが行きがちな鉄研の中で地味？でも「鉄道が動くのことの根本」を徹底して記述しているこの部分に、地味でもいい、ここにこだわる、ある種の美学すら感じます。部誌を読んでみると、そこに感じられるのはそれぞれがそれぞれのスタンスで互いのやりたいことを突き詰め、互いを認め合う「風」でしょうか。しかもどこまでも吹き抜けていく、突き抜けていくある種の冷徹さすら感じます。

校風といえばそれまでですが、あまり「群れる」というのでもなく「ヲタク度もここに極まれり」という感じなので、「純粋に『鉄』を楽しみたいだけ」というのにはちょっと向いていないかも。当塾代表によると「『乗り鉄』だけど、流石にあの鉄研に入るのはちょっと…」というような灘校生も少なくなかったそうです。代表自身も「今の雲雀丘学園中のような鉄研だったら喜んで入部したけどね」なのだそう…おっと、いけない。長くなり過ぎました。今回はここまで。では、また。