私立中学合格、それから…英語編②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学英語 #英語入試

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「中高一貫校の英語」について、その準備段階のこの春休み、さてどんなことをすればよいのでしょうか。ところでお聞きしますが、私立中から春休みに出ている英語の宿題、どんなものがありますか？たいていの学校は「ペンマンシップ」で大文字・小文字はしっかり書けるように、と課されるようです。学校によっては簡単な一般動詞を覚えてくる、基本文を覚えてくるなどもあります。

今の小6、小学校で英語を学習してきたといっても「英語の時間にネイティブの先生が来てくれた」「海外に提携校があってオンラインで交流していた」というような積極的な取り組みをする学校もあれば、そんなことはまったくなくただ何となくやっていただけ？な学校と、小学校によっても英語学習の取り組み方には差があるようです。英語教室に通っていたという子も増えていますが、英検何級をお持ちですか？楽しく英語に触れることが目的で、各種イベントを楽しみにしていたというのでもいいでしょう。実質、入学に当たってビックリするほどの差はないのではないでしょうか。ネイティブ顔負けの発音や会話ができている、というのなら別ですが。

中学受験でも「英語入試」を実施する学校も増えてきています。阪神間でも「国算理」または「国算英」の選択とするところや、後期日程等で英語1科目入試を実施するところも。今のところレベルも形式も様々ですが、確実に増えてきています。また英検等の資格により「加点」がある学校もあります。でも、それらの学校の英語の入試問題をご覧になったことがありますか？学校によっても多少の差はありますが、ABCが読み書きできれば…なんてものではないようです。

「国算理の勉強はイマイチだから英語で受験すれば何とか…」とお考えならば、予め英検を取っておいた方がよいでしょう。出来るなら3級以上、2級なら申し分ないでしょうネ。尤も「それができれば」ですが。Can you do it？ただ、いわゆる進学校は「そんなことはしない」ようです。あくまでも「国算理」や「国算理社」等のいわば正攻法での入試で学力を問いますよ、ということでしょう。「入試を突破するだけの学力があるのなら、英語は入学してからでも充分。」裏を返せば「英語だけできても、学校が入試で求める学力がなければどうせついていけませんよ。」と。

さて、当塾でも「中学英語入門講座」を開講しています。子どもたちに先ず発音させてみますが…「さあ、やり直してみようか！」ですかね。Englishはまず「耳」から。ＬとRの区別はOKかな？「コンピューター」ではなく「カンピュータ」だね。そこからのスタートです。新しく中学英語の指導要領が変わりましたが、一番の変化は「英語が口をついて出るようになる」ようにすることでしょう。

考えてみれば、私たちが日本語と言う言語を習得するときでも、まずカタコトのことばを「まねて」来たのです。「マンマ」「アレ」「トッテ」「チョーダイ」「アリアト」。そこから「アレ、トッテ」「ソレ、チョーダイ」と周りの言葉を聞きながら言葉を覚えて、やがて「あ」「い」「う」「え」「お」を知り、「あ、はありさんのあ」「い、はいちごのい」「う、はうみのう」「で、はでんしゃのので」←？などと単語を認知していきます。そして絵本等に触れながら文を知り、まとまった長さの文も知り、「～は～を～する」という日本語を知っていくのです。

英語も同じようにカタコトでもいいから「まず、話すこと」から始めてみよう、というのでしょう。たくさんの英語に触れる、英語を聴くという観点から、当塾では英語の曲を聴くことも推奨しています。リスニング教材でもいいんですが、やはりちょっとでも楽しい方が続けられますもんね。できることなら、本を選ぶように、「聴きたいなぁ」と思う曲を自分で探してもらいたいですね。次回も「中学入学準備の英語」のお話を続けたいと思います。では、また。