春の「七」草、「七」日前(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #春の七草 #あと7日

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2022/01/08 春の「七」草、「七」日前(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #春の七草 #あと7日

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今日は8日。この1月7日でいわゆる「松の内」も終わり。関西では1月15日ごろまでを指すようですが、関東では1月7日。しめ縄などをしまう日ですよね。昨日は私(当塾教室長)の家でも食べました「七草がゆ」。いわゆる「春の七草」を入れて炊くおかゆのことですが、理科の教材にも登場。春の七草をいれたお粥で、これを食べると万病を防ぐと言われています。平安時代ごろからの風習のようで、人日ーじんじつーの節句なのです。元々は宮中行事だったものが庶民の間に広まったとのことです。

 

さて、ではご存知ですか?春の七草とその由来。春の七草は「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」です。ここでは直前理科講座?としてなぜ、お粥に入れて食べる植物なのか述べていきます。非常に興味深いですよ。

まず「せり」若葉が伸びる様子が競り合っているように見えることからこの名がつけられたようです。

「なずな」いわゆるペンペン草です。白くて小さな花をつけ、種の部分を下に下げ、音を出して遊んだ方もいらっしゃいますよね。この草「撫でて汚れを取り除く」と言う意味があるのだと言われているのです。

「ごぎょう」ごぎょうって何、と思いますよね。母子草です。黄色い小さな花を咲かせます。ごぎょうとはいわゆる人型のこと。仏の体を意味すると言われています。

「はこべら」この草、茎に葉がたくさんついている様子から「繁栄」を意味するもののようです。はこべ、のことですよね。

「ほとけのざ」名の通り、葉のつき方が仏様の蓮座に似ていることからそう呼ばれています。この花は、実は昔と今とでは「異なる花」として有名です。今の「ホトケノザ」はピンクの筒型の小さい花のことを指しますが、元々はタンポポに似た黄色い小さな花のことをいっていたようで、「国語便覧」にはその写真が載っています。清少納言などがめでた花とは「ちと、けなり」です。

「すずな」はかぶの古い呼び名。花は黄色のアブラナ科です。七草がゆセットには小さなかぶが、入っていますよね。小さなかぶ、この形から、神を呼ぶ鈴、を意味したものだそうです。

最後は「すずしろ」大根のことです。その色から潔白を意味すると言われています。

 

春の七草?秋の七草?そんなもん覚えるよりも輪軸やてこの計算問題の方が大事やろって?でも植物のつくり、昆虫の体のつくり等で点を落としては勿体ないですよ。昆虫の足は体のどの部分についていますか?誰ですか?頭・胸・腹から一本ずつ書いているのは!理科担当の塾長によると、このホトケノザだけではなく「コオロギとキリギリスは、今と昔では入れ替わっているんだよ(諸説あり)」このような例はいくつかあるようです。

 

小倉百人一首の第九一首には「きりぎりす」のことを詠んだ歌があります。この時の虫は今のコオロギだったのでしょう。ひとりで過ごす寂しい秋の終わりの夜を読んだ歌で、名門貴族に生まれた、後京極摂政前太政大臣・藤原良経の和歌です。ホントに「一人寂しく自分の着物の片袖を引いて、筵の上に寝た」経験があるかどうかは別としても、庶民の生活も想像できる人だったようです。今日は「小倉百人一首競技かるた第68期名人位・第66期クイーン位決定戦」が行われています。天智天皇ゆかりの近江神宮で開かれて、小倉百人一首の第一首は天智天皇の御歌がありますね。さあ、誰が名人に、クイーンになるのでしょうか。1月15日の阪神間私立中統一入試日までいよいよあと七日。受験生の皆さんも、バチっと合格の「札」を取ってくださいね!では、また。

 

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