中学受験の「セカンドオピニオン」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #受験相談 #算数

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2021/07/26 中学受験の「セカンドオピニオン」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #受験相談 #算数

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。中学受験の「セカンドオピニオン」を求めて当塾に受験相談に来たのはいいものの、相談者のお母さんだんだんと旗色が悪くなってきた様子。相談というよりは自己弁護になってきているようです。(赤は当塾、黒は相談者)

 

「あと気になるのは、小5の算数で『円と扇形』『場合の数』が壊滅的ですね。」

「(やはり、そこを突っ込まれたかという顔で)それは塾の先生が悪いんです。『テストはここしか出ないから』と言っていたのに、まったく違うところが出たからできなかった、と子どもが言っていました。」

「それ、先生は『授業でやった問題をそのまま出す』という意味でおっしゃったのでしょうか?」

「そうじゃないんですか?」

「そうだとしたら、少なくとも灘中レベルの指導ではありませんよね。そのレベルだと、たとえ基本問題でもせめて数値替えぐらいはするでしょう。授業内容を踏まえた上での応用問題を解かせてしかるべき。先生はそう言う意味で言ったはずですよ。」

「塾で習ったことを確認するのがテストの目的ではないのですか?」

「低学年のうちはそれでもまだいいでしょう。でもそれは『直感で何となく解けた』というレベルに過ぎません。これが小3までの成績がアテにならない理由です。もちろん、問題解決の糸口を探るのに直観力は大切なものです。でもいよいよ入試問題となると糸口だけではダメでしょう。直感力を論理的な思考にシフトしていく…小4以降はここが勝負どころ、ひいては中学受験の成否において分水嶺となります。」

「そんなことはないでしょう。小4や小5の算数って計算力を上げるのが目的なのでは?『応用問題を解くにも計算ができないとダメだから、とにかく計算よ』って言われました。」

「どなたに?」

「同じ塾に通っているお友達のお母様です。」

「(『アンタ、子どもか?』と内心呆れながら)受験算数において小4と小5の違いをざっくりお話ししますと、小4までで計算に関することがすべて出てきます。四則、小数・分数などですね。小5ではそれらが使える前提で「抽象的」なことを学習します。計算も含めて、それまでに問題文を数学的に読解する準備が必要になるのです。」

「数学?今話しているのは小学生の『算数』ですよ。数学なんて関係ないでしょ。」

「バカ言っちゃいけません。算数は数学の入り口ですよ。情報を整理しながら読み解くことを学ぶのです。お子さんの場合、幼いころからのパターン学習に慣れてしまって、問題に出てきた数字を何となく式にしては何となく機械的に答えを出しているというのがテストに表れています。『考える』というより『作業をしている感じ』ですね。これでは小5からの算数は苦しいでしょう。」

「だから、それを塾が教えてくれるのでしょう?」

「小5以降に出てくる『割合』『場合の数』『図形』『グラフの読み取り』で求められるのは、より高度な情報処理能力です。何度教えられてもわからない子が多くなってきます。わかる子でも、『先生に教えれた通りに作業を繰り返すのならわかる』レベルと『さわりだけ聞いて自分で思考法を作り上げてしまう』レベルに分かれます。それなりの中学受験をするのなら後者でないとついていけません。」

「そんな苦しい思いを子どもにさせるのは本意ではありません。これだけやればいい、というのはないのでしょうか。楽しみながらできるというのが一番だと思うのですが。」

「ではお尋ねしますが、お子さんは本当に楽しみながら勉強していると言い切れますか?」

 

いよいよこれから、というところですが、ちょっと長くなりました。では、また。

 

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