全国統一小学生テスト・国語ができない？「そりゃそうよ」（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #国語 #読解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」今回は各教科でどのように問題を解いていくか、またどうしても結果にムキになってしまう「アナタ」に向けてアドバイス差し上げることといたしましょう。まずは国語。文系担当の教室長からお話しします。

学年や学習状況によって差が出るのはどの科目も同じなのですが、当塾でも学年や難度によって「長い文章」をどのように分解して読むかを指導しています。「このように解くのですよ」と指導すると、その場ではできるし、まあ次の日ぐらいまではできる。でも、一週間たって目の前で時間を区切ってさせてみると、教えたはずの解き方をまったくと言っていいほどしない。自己流に逆戻り。

よく「国語長文読解はこう解こう！」「このように色分けして考えよう」等のハウツー本もありますが、それを読んでも一向に国語の読解力が身に着かないとのご相談を受けることもあります。「そりゃそうよ」せっかく教えてもその通りにやらないんだもん。「教わったらスグにできるようになるハズでしょ？」とお考えの親御さん、お子さんがアナタたちの言いうことをスグに聞かないように、勉強のアドバイスもスグには聞いちゃくれませんよ。

素直に先生の言うことを聞いてやってくれてるハズ？テストの点数も順位も上がるハズ？だったら言う通りにやってくださいよ。でも、それもスグには効きません。「そりゃそうよ」そこには個人差もありますが、頑固なまでに自分の答を変えずに同じ答を書いてくる子も決して少なくありません。「そりゃそうよ」無意識のうちにその子たちは答えを与えられることを「待って」いるのです。

当塾では、①繰り返し出てくる言葉を囲む、②文章全体の長さを見て、大まかな段落わけをする、③その上で接続語も囲む、④物語文では人物を囲み、その台詞に傍線を引く、説明文では断定の表現に傍線を引く、などと「そりゃそうよ」という注意をしています。ただ、実際に「ひとりでできるもん！」になるには個人差が。なんでこんなに問題文がキレイなの？何の言葉も囲ってないの！と思ったら傍線だらけ。単に本文に線を引いている。段落読みって言ったアノ授業は…

「そりゃそうよ」扱う文章が違ったらネ。お料理本や、ゲーム攻略本のようにはいきませんからね、勉強は。国語の記述問題は「指導者に自分の書いた文を読んでもらって、どこがどう足りないかを指摘してもらう」添削の積み重ねでしか伸びないものだからです。ミニ小論文とでも申しましょうか。当塾では妥協しません。「なにも引かない。何も足さない。」それが記述問題のコツなのです。

「なんでこんなにできないの」とお子さんに言うヒマがあったら、親御さんがまずご自分のことを省みてみましょう。いろんなものにケチをつけてばかりいても、「どんなテストでも上には上がいる」という現実から、今度は「親」であるアナタがどのような立ち居振る舞いをするかが添削されるのです。お子さんに。頑張っているお子さんを「テスト結果」だけで見ることは、「給料」や「勤め先」を誰かさんと比べていることに似ています。「そりゃ違う？」いえ「そりゃそうよ」では、また。