神大附属・住吉の桜はここにも（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #神大附属 #桜 #適性検査

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「学校に因んだ桜の名所めぐり」を数回にわたってお送りしてきました。トリは灘中で…というはずだったのですが、そこに「ちょっとマッター！」と声をかけた桜がいました。「白鶴美術館のことを言ったのなら、そのスグ西隣じゃないか、ウチらは！無視すんなよ!!」という声が。阪急御影駅の桜たちです。ゴメンナサイ。忘れていたわけではないのですが…

阪急御影駅の桜といえば、もちろん阪急沿線沿いの桜たちも見事ですが、何と言っても弓弦羽神社の枝垂れ桜でしょう。名前がスケートの羽生結弦選手の「ゆづる」と同じ、ということでこの神社は女性に大人気。絵馬をチョット覗いてみと、ありがちな合格祈願や家内安全・恋愛云々のことよりも「羽生選手が大活躍できますように♡」「ゆづクンが輝けますように♡♡」などが目立ちます。羽生選手の写真もあり、羽生選手自身も訪れたこともあるようです。

そんな御影の桜たちを見下ろす高台に、白鶴美術館と小山を挟んで肩を並べるようにあるのが「神戸大学附属中等教育学校」です。今回は桜に声をかけられて、この神戸大学附属中等学校の次年度の入試について、適性検査見直しの最新情報をお知らせします。「桜に背を押された」というより「桜の散る音に振り向かされた」とでも言うべきでしょうか。

この学校は、阪急御影駅からこれまた随分な「坂道」を登った中腹にあります。市バスの停留所が学校の正門前にあるのですが、バスの経路がやや迂回気味に甲南病院を通っていくので遠回りになるようです。通い慣れた中学生だと「歩いていくよ！」と言う子も。バスを待っている時間がもったいない、歩いてもそれほど変わらん、ということでしょう。元々はスクールバスがあったのですが「採算が取れないということでなくなった」という経緯を、通っていた現役生から聞きました。では、学校から発表された変更点をまとめてみます。

1．グローカル適性検査を令和4（2022）年度入学予定者より取りやめる。

2．小学校が作成した調査書の提出が不要になる。

3．作文は実施しない。

4．志願者が作成する「学びの報告書」を提出すること。

5．配点を変更する。

【従来】言語表現100点、数理探求100点、自然環境/市民社会100点、作文30点、調査書30点の360点満点

【変更後】言語表現100点、数理探求100点、自然環境/市民社会100点、学びの報告書40点の340点満点

6．入学後に兵庫県外に保護者とともに居住する場合でも出願可能になる。また、入学要件に「一般」と「グローカル」を設定。

①「一般」保護者とともに兵庫県内に居住し、無理なく本校の始業時間までに登校できること。

②「グローカル」保護者とともに兵庫県外に居住し、無理なく本校の始業時間までに登校できること。

③入学後に保護者とともに兵庫県内に居住する者は「一般」、兵庫県外に居住する者は「グローカル」

7．検査時間帯を変更する。

12時～13時10分——入場・着席　13時30分～14時20分—–‐言語表現50分　14時50分～15時40分——-数理探求50分　16時10分～17時——–自然環境／市民社会50分　17時～17時15分——諸連絡

「グローカル入試って始まったばかりだったのでは？」そうなんです。でも、もう変更だそうです。国際枠を作りたかった学校の意向（グローバル）と地元への配慮（ローカル）を足して、「グローカル」適性検査だったのですが…「入学してくれなかったらしょうがない」ということでしょうか。次回、その点も含めてもう少し考察してみたいと思います。では、また。