【2021関西中学入試】統一日まで50日切ったで～（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #統一入試日 #あと50日

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」の話題を続けてきましたが、結果返却も終わり、決勝大会も中止となり、まあ流石に一段落か…なんて思っていたら、今日で阪神間の私立中統一統一日入試まであとちょうど7週間。「50日」切っとるやんけ～！岡山中は1週間後に適性検査型入試、3週間後には神戸会場も含めた一般型の入試を実施します。どんなにコロナに気を取られていても、今年も着実に受験シーズンがやってきています。

さて、中学受験生の保護者の皆さん、ぼちぼち出願書類のことを考えておいででしょうか？かつての中学受験では、ほとんどの学校において受験の際に「調査書」を提出する必要があり、担任の先生に「調査書」記入を依頼したものです。受験校が多いと何通も必要となるため、先生も結構大変なのだそう。今日行っていきなり「明日に書類ください」等というのはNG。さすがに非常識というものです。

受験生の親御さんからよく聞かれるのですが、この「調査書」の内容で、私立中学校が「注目」するところは「出欠状況」です。灘の学校説明会でも「あまり小学校の先生に親御さんがプレッシャーをかけないでくださいね。結構張り切って『大作』に仕上げていただいているものもあるのですが、基本的に『出欠状況』しか見ません。小学校の先生にも申し訳ないので、調査書の記入欄を簡略化しました。」と話されているのを聞いたこともあります。出欠状況も、いわゆる常識の範囲内であれば大丈夫です。仮に長期欠席があっても、入院していた等理由がきちんとあれば問題ありません。要するに、受験勉強のためにズル休みしていたとかではありませんよね？ということです。

そもそも、中学入試における「調査書」の比重はグッと小さいものです。今はweb出願も多くなり、調査書提出自体不要という学校も多くなってきました。代わりに通知表のコピーを求められることもあるようです。その場合も、きちんと前もって用意しておきましょう。ただし、「国立大附属系」での受験の際はお気をつけください。点数化されてテストの点に加味されるからです。

例えば、毎年多くの受検（適性検査なので「受験」ではなく「受検」）生を集める神大附属中等（KU)。ペーパーテスト300点＋作文30点に、調査書30点が加わります。5年と6年の評価を48点満点（3段階×8教科【国語・算数・社会・理科・図工・家庭・音楽・体育】×2学年）とし、これを30点に換算するというもの。360点の中では微々たるものにも思えますが、KUの説明では「作文と調査書により合否が逆転した例も、多くはないが実際にあった。」とのこと。

東京の頂点に君臨する筑波大附属駒場中では、ほとんどの受験生がオール3なので、先生に嫌われた等の理由で調査書の内容が散々だとそれだけで大きなハンデになります。筑駒に合格するのが大変なのは、開成等のトップレベルの学力を有した上で、小学校の先生にも好かれなければならないところ。たかが「調査書」されど「調査書」その良し悪しはともかく、出てしまった評価はどうしようもないので、受験生諸君は最後の追い込みに全精力を傾けましょう。では、また。