甲陽学院のプライド・2021年度入試説明会②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #甲陽学院 #入試説明会

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甲陽学院のプライド・2021年度入試説明会②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #甲陽学院 #入試説明会

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2020/11/15 甲陽学院のプライド・2021年度入試説明会②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #甲陽学院 #入試説明会

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回の甲陽学院中の入試説明会の続き、理科の説明から再開です。

 

・他教科の試験と同様55分・100点。ただし1日目のみ。

・問題用紙3枚+解答用紙1枚。大問6題出題で、物理・化学各2題と生物・地学各1題

・出題順については、大問1は生物で固定だが、大問2以降は年度により異なる。

・小6として知ってもらいたいこと、その知識から考える力、応用力を試したい。

・理科の力をしっかり見たいので、偶然当たることもある選択問題を少なくしている。

長い文章を早く正確に読む読解力を身に着けておいてほしい。読み切れなかった?と思われるケースが多々見られる。

・あと落ち着いて解いてほしい。例えば2020年の入試で「動脈」の問題の正答率が低かった。やや複雑な計算はあるが、難度はそれほどでもなかったはず。

・前の小問が解けなくても次の小問が解ける場合もあるので、粘り強く解いてほしい

・前の小問の数値を次の小問でも使う場合、前の小問が✕だったとしても自動的に次の小問を✕にするものではない。考え方が正しければ考慮する。

 

最後に副校長の先生から、学校生活その他についての話がありました。

 

・入学者総代については、甲陽独自だと思うが、入試成績ではなく入学者の中で考査番号が最も若い入学生としている。

・英数国の担当が各学年2名ずつ入る。理科は物理・化学・生物に分けて担当し、地学は最も近いと思われる分野に分けてそれぞれ担当する。

・女性の専任が国語と世界史の2人いる。その他非常勤でも。

・柔道の授業が週1回、中学3年間行われる。

・今年は4月に「プリント課題」郵送、5月にオンライン授業、6月に対面授業となった。

・対面授業は前半は「出席番号奇数・偶数」で分散登校であった。

・全員登校でも、元々教室が55人で設計されていたため、現在の40人だと比較的ディスタンスが取れるのは不幸中の幸いだった。

・関西学院中との運動部交流試合である「甲関戦」今年は(も?)関学の勝利に終わった。これで甲陽の13勝10分け(…45敗)となった。(かつて久し振りに甲陽が勝利したとき、ご褒美に1日お休みになり、更に記念のマグカップが配られたとか。)

・中学卒業式は保護者の参加なし。保護者が参加するのは中学入学式と高校卒業式のみ。

・高校で文理別となってもホームルームは文理共通。違う分野に進む友達を近くで見て、その考えにも触れることに意義があるものと考えている。

 

甲陽独自の考え方が随所に表れている話ではないでしょうか。そして、入試の採点について「甲陽はたとえ関係者でも一切の忖度はありません」と言わんばかりのお話がありました。有名なところでは、後にノーベル賞候補(取れるはずないby文学少女?の当塾教室長)作家となるあるお子さんが、父親が甲陽の教員であったことから甲陽を受験したものの不合格に。その後地元のトップ公立高に進み、今ではその学校にとっても誉れとされているのですが…いかにも甲陽らしいエピソードではあります。

 

「回収した答案には上部に考査番号が書かれていますが、採点時にはここにカバーをかけて採点者がまったく見えないようにします。それぞれの用紙には整理番号を打ち、採点終了後に整理番号と考査番号を照合する作業を行います。これらは校長の責任で行います。そのため、合格発表まで時間がかかりどうしても夕方になってしまいます。」

 

つまり、何者かが有利な採点を頼もうと「考査番号」を採点者に伝えても、採点者はどの答案がそれなのか一切わからない、ということ。一切の不正はありません、ということなのです。合格発表の早い学校はどうだか知りませんが…ということでもないのでしょうが、ここにも甲陽学院の強烈な自負が垣間見えます。

 

阪神間、とりわけ同じ県の男子校ということで、〇学園はじめ大手進学塾の常套句において、どうしても「目指せ!〇、甲陽」とどこかの学校の次に並べられてしまう。直接的ではないけれど、そのことに対しても「あなたたち、何かカン違いしてませんか?」と疑問を呈している…そんな甲陽のプライドを感じる説明会だと感じました。学校選びの基準をどこに置いているの?偏差値表だけ?校風は?さすがに「母体の造り〇屋の格で言っても〇さんよりは…」とまではおっしゃらないでしょうけど。甲陽学院の入試説明会のお話はここまで。では、また。

 

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