全国統一小学生テスト・子どもの幸せとは（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #子どもの幸せ

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。ここしばらくの間「全国統一小学生テスト」にちなんだ話を書いてきました。結果速報値が待ち遠しい親御さんもおられるでしょう。このブログで何かときつくなりがちなのは、そんな親御さんへのメッセージ。こんなこと考えている親がいるの？なんてびっくりしながらお読みの方もおられるでしょうね。でもホントの話ですよ。ホントでも…自分の子のことが可愛いんだもの、いいじゃない！子どものためにやってることだもの、テストの過去問を買って何が悪い？いい点数を取らせようとして、家庭学習を見てやることが何が悪い？時間割を作ってきっちりやらせることの何が悪いの？

そうですよね、何が悪い？今回はそんな声への弁護？を少し。ちっとも悪くないですよ、アナタ。だって子どものため、子どもが塾で良い点を取って、学力を伸ばし、塾でのクラスを上げ、志望校に合格することはもちろん素晴らしいことです。そのためには何でもやってあげたいですよね。こどもが泣き出すのは、つらそうにするのは、塾のクラスが落ちるのは可哀想だから。宿題が終わらずにピーピー言うのを見てられないから、思わず手を出して助けてあげたくなりますよね、親として。「中学受験は親の受験って言うじゃないですか」

そうそう、その通り。小さい頃から「この子を将来は〇〇中に」そしてお金も貯めて、幼児教室にも通わせて、添加物の入ったものは食べさせないように育ててきて、環境も考えて幼稚園も英語教育のあるところを…親として当たり前と言えば当たり前。だって可愛いもの！我が子が。でも、思うようにはいきませんよね～。「私はこんなに一生懸命なのに、この子はだらだらとして！」「まだ宿題をやっていない！」「幼児教室の○○ちゃんはあんなことができるなんて。」もっともっと、もっともっと、もっともっと出来ることがあるはずだから、私も頑張らなくちゃ！もっともっと…

お母さん、お父さん、でもチョット肩の力を抜いてみましょうよ。お子さんが生まれて来たときのことを、思い出してみましょう。「生まれてきてくれてありがとう」すやすやとした寝顔をみて、ホッとしたあの時のこと。初めて歩いて、大喜びしたアノ時。どんどん言葉を覚えて、オシャベリ過ぎて困ってしまった時のこと。今、何にそんなに追われているの？何がアナタたちをそんなに追い詰めるのでしょう。お子さんは成長しています。自分のペースで。お子さんは自分のペースを持っていますよ、たとえそれがあなたたちの期待に副わなくても。モタモタしているように見えても。テストの点が思うように伸びなくても。良いじゃありませんか、それで。

幸せって何でしょうか？お子さんの幸せを願わない親っていませんよね。良い仲間に恵まれて、好きなことができて。当たり前なんです、でもそれって…難しく思えるのはなぜなんでしょうか。お子さんは十分頑張っているのです、生きることを。そしてもちろん、あなたも。大丈夫、慌てない、追われない、焦らない。2021年の中学受験まであと2か月ちょっとになりました。温かいコーヒーでも一杯、どうぞこちらで。では、また。