全国統一小学生テスト「対策授業」で見える親の格差（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #対策授業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。9月も残り1日。神戸市北区の夜、秋の虫の音が響いています。日が落ちてからは、半袖では肌寒いくらいになってきました。あれだけ暑かったのは何だったのか？と思う間もなく、季節はどんどん進んでいくようです。あっと言う間に「寒ッ！」となるのでしょうか？ちょっと気になるのは、夜になるとカメムシが教室の窓に張り付いていること。「カメムシが多く出ると冬に雪が多くなる」なんて聞きますが、実際どうなんでしょう。そんなことはさておき、中学受験まであと3ヶ月半となるわけです。のんびりしてんじゃあねえぞ！受験生!!

さて、今回は「全国統一小学生テスト」の「対策授業」で実際に見た「残念な親御」についてお話しします。「対策授業は親も見学していのでしょうか？」学年に関係なくこういうお申し出は多いのですが、基本的にお断りすることにしております。というのも、ハッキリ言ってロクでもないんです、そういう親子に限って。

当初はOKしていました。こちらとしてはあくまでも「参観」くらいのつもりだったのですが、こちらの言うことは聞かずにお子様のそばにベッタリと張り付いたまま。まるで窓に張り付くカメムシのように（笑）そして、問題をお子さんとともに解き始めてしまいました。流石に見かねて「ちょっとそれは…」と言おうものなら「何？なんか私たちのやり方に文句ある？」と言わんばかりにこちらを睨みつける始末。子どもも子どもで、問題解きを親に任せて自分は教室の備品に勝手に触れて「見て見て！」一体何しに来たんだか…そして成績表の返却日、散々な結果を見せつけられ、まるで当塾が悪いかのようにまたもや睨みつけられてしまいました。アンタの子が〇〇なだけでしょうが！

恥ずかしいですよ、大人として。「子どもが可愛いくて、ついついつい手も口も出したくなってしまって」可愛いのは本当にお子さんですか？アナタ自身なのではないですか？親御さんがそばにいると、すぐに親の顔を見て答をおねだりするような仕草をする子もいます。これは低学年に限りません。小6でも平気です。見ているこちらが恥ずかしく思うほど。たかが「テスト」ですが、他流試合に出させるわけですから、がっちりと送り出してあげてくださいな。自立はこんな小さな「対策授業」から始まっていますよ。

個々の感想はさておき、この数年で感じていることは「学校間格差、個人個人の学力差がどんどん広がっている」ということ。これは中学受験の世界でも同じ。早くから意識して準備するご家庭もあれば、「お金さえ出せば、行きたい学校に行けるんでしょ」と言わんばかりに、公立高校入試と勘違いしたような「ナメた」受験をするご家庭もあります。

早けりゃいいってもんでもありませんが、ロクな準備もせずに結果だけ求めてお子さんを罵倒するのはもはや「虐待」です。むしろ、結果を見てこれからどうすればいいのか考えるというような姿勢が「正解」なのです。テストの度に同じことを申し上げているのですが、親御の方はどんどん入れ替わりますからねぇ。年々「親御の格差もどんどん広がっている」というのが正直な感想で、それも底の方がさらに割れていっているような気がしてなりません。そんな底辺層には中学受験でも悲惨な結果が待っているだけなのですが…では、また。