♫中学受験を知らない親御たちさ~④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #塾選び #小学校受験

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2020/08/29 ♫中学受験を知らない親御たちさ~④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #塾選び #小学校受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。一昨年5月からスタートした当ブログも、講習などの告知の回を除いて今回で499回目となりました。次回は区切りの500回ということで、どんな事を書けば「500回記念」に相応しいのだろうかと思案しているところです。勿論、その前に499回目を書き上げねば500回目も何もあったもんじゃないので、「中学受験を知らない親御たち」4回目に行きたいと思います。

 

「あなたの志望校『合格保証』します!」高らかにそう宣言する受験塾が近くにあったら、興味をそそられる親御が少なからずいることでしょう。心のどこかには「そんなの眉唾モノでは?」という疑いがあったとしても、なかなか完全無視とはいかない心理になることでしょう。「まあ、話くらいは一度聞いてみるか。納得できなければさっさと退散すればいい。」

 

確かに「大手だから」「よくチラシを見かけるから」「ママ友のお子さんも通っているから」等という理由で、他と比べもせずに「決め打ち」するよりも、お子さんの個性や家庭の教育方針を考えて複数の候補を挙げ、きちんとすべてに足を運んで話を聞いた上で検討するのが賢明な方法です。話を聞くときは次のことに気をつけてください。

 

1.塾側の話もよく聞いて、どんなスタンスの塾か判断しましょう。どこかの通販番組のように「今ご入塾なら入塾金無料!」とか「いついつまでなら講習早期申込割引!」等とやたらキャンペーンを煽られても、冷静に対処してください。

2.尋ねたいことは前もって整理しておきましょう。相手の話に付き合っているうちについ「聞き忘れてた!」ということのないように。

3.特に悪い印象でなければ、学力診断や体験授業等に申し込んでもいいでしょう。ただし、それが入塾前提ではないことを確認しておきましょう。

 

あと、これまでにも申し上げてきたように、ウチの塾では「親御さんの考え方が甘い」と感じたらハッキリと申し上げています。お子さんの学力が上がらない理由は、第一に「お子さんが勉強に取り組む姿勢が甘い」こと、第二に「それを見守る親御さんの考えが甘い」こと、ほとんどそれに尽きます。一見お子さんに厳しいように見えても、実はただ感情的なだけ(「どうして自分の思った通りにできないの!」とか)だったり、細かいことは口うるさい癖にここぞというところに限って「鬼」になりきれずに甘やかしたり、一言で言えばお子さんに対する姿勢にしっかりとした「芯」=信念がないのです。

 

それを言われて頭に血が上って席を蹴って帰るのであれば、どうぞお好きなように。「中学受験は親が関われる最後の受験」とも言われます。つまり、お子さんだけでなく親御さんも試されるのです。ですから、中学受験をよく知らないなら知らないなりに謙虚に情報収集して、でも何もかも鵜呑みにするのではなく、ご自分の頭で判断してください。そして、お子さんに対してその判断に責任を持ってください。

 

何もかも周りのせいにしている方をよく見掛けますが、それで中学受験で満足する結果を得られることはまずありません。それどころか、下手をするとそれ以後のお子さんの進学にも大きく影を落とすこともあります。中学受験の失敗が親子の信頼関係にヒビを入れることが往々にしてあるからです。これは「中途半端な知識で中学受験に臨んで失敗した」「小学校受験で失敗した」場合にも当てはまるようです。

 

小学校受験で思ったような結果にならず、捲土重来を期して中学受験に挑ませようとしたものの、どうもお子さんが勉強したがらず思うように学力が伸びないという例がよくあります。そういうときは、ほぼ間違いなく「小学校受験の失敗」がお子さんの心に大きな「傷」として残っています。「まだ小さいからそんなことはない」と思わないでください。6歳にもなれば子どもなりに相応の感受性があります。「不合格=お前はダメだと烙印を押された」「親をガッカリさせてしまった」「親や親戚が自分に対して否定的なことを言っていた」一度負ったメンタルの「傷」はなかなか治るものではなく、「さあ、次は中学受験でリベンジだ!」とはそうそういかないのです。

 

随分長くなってしまいました。「塾に『コストパフォーマンス』だけを求める親御には、更にある共通点が見られます。」と前回ラストに書きましたが、次回以降(501回目?)に持ち越します。では、また。

 

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