♫中学受験を知らない親御たちさ～③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #合格保証 #塾歴

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。それにしても何なんですかね、この猛暑。もう8月も終わるってのに。普段ならまだ夏休みだったはずなのに、コロナのせいでこの暑さの中で登下校するなんてもはや拷問。校舎に辿り着けば空調が効いているのかもしれませんが、大きな温度変化も体に負担をかけかねません。特に受験生の親御さん、お子さんの体調管理には気をつけてあげてください。

夏の軽装のまま冷房の効いた中に長くいるうちに、体が冷えて寒く感じるお子さんも少なくありません。学校や塾に向かう際は「上に1枚羽織れるもの」を用意してあげてください。本当は親が言わなくても、自分でそういう判断ができるお子さんであってほしいのですが。何から何まで親御が面倒見て「あなたは勉強だけしていればいいのよ」なんて、塾の行き帰りにカバンを持ってあげるような過保護ではいけません。メンタルの弱い、受験に失敗しやすいお子さんになってしまいます。

では「中学受験を知らない親御の話」3回目と参りましょう。前回の引きで「わざわざ高い金払って塾に行かすのだから、志望校に合格させるのが塾の仕事じゃないの。『大丈夫、受かりますよ。』と保証するのが当然でしょ！」という残念な親御の例をお話ししました。何を勘違いしているのかというと、塾はあくまで「学習指導」を提供するのであって、いくら受験塾と言えども「合格保証」なんてあり得ないはず。塾が実は受験産業のブローカーで、学校とのパイプを使って金で裏口入学を斡旋しているとでもいうのなら話は別ですが…

ただ、塾も悪いんですよね、特に大きいところは。確かに「合格保証」なんて文言は使っていなくても、多くの合格者数（合格率ではない）や合格者の昨年対比（グラフの見せ方でいくらでも誇張できる）等、自塾を大きく見せるための数字をこれでもかと広告に載せています。通販番組でもあるまいに。「志望校の合格者数の多さ」こそ即ち「合格保証」だと言わんばかりだし、実際多くの親御がそう思っている。そこのアナタ、違うと言い切れますか？

事実、首都圏でも関西圏でも「トップ校No.1の合格者数」を誇る塾がどんどん独り勝ちしています。「寄らば大樹の陰」なんでしょうね。その塾に通ってさえいれば「合格」は保証されているとでも思うのでしょうね。本当にバカバカしいったらありゃしない。そんな思いが高じて、学歴信仰ならぬ「塾歴」信仰とでもいうべきおバカな現象もよくあるようですね。

学校で「お前、どこの塾行ってるん？」「別に」とでも言おうもんなら「言えんような塾行っとるん？俺は〇学園に行ってるぜ。」本当にくだらんしょーもないガキもいます。もちろん、大概は親御も同じメンタリティーですね。だけど、実はそいつは〇学園の最底辺で、ケンカふっかけた相手の方がよっぽど賢かったなんてこともよくある話。自分が落ちた第一志望校に相手がちゃっかり合格（それも滑り止めで）してた日にゃ、カッコ悪くて次の日から学校に行けませんで。

さて、塾に「コストパフォーマンス」だけを求める親御には、更にある共通点が見られます。次回はその辺のお話をしましょう。では、また。