中学受験と習い事の両立？ヘタレにはムリだよ！（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #習い事 #塾の宿題

神戸市北区西鈴蘭台の進学塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回に引き続いて「中学受験と習い事」についてのお話です。今のお習い事って幾つくらいあるのでしょう？私（当塾教室長）が心配するのは「こんなにお習い事が多くて、子どもたち疲れないの？」一昔前とは違って、仕事をされているお母さんも増えてきていますから、お子さんが学校から帰ってきた「その後」を心配されるのでしょう。「お子さんを家に一人で過ごさせるのは心配」というより「なにか母親としてもっとやってあげたい」そういったお気持ちになるのでしょう。でも、それがかえってお子さんを疲弊させているだけだとしたら？

例えば「月：スイミング、火：そろばん、水：習字、木：英語、金：ピアノ」等々、もっとすごい子になると1日で習い事の「ダブルヘッダー」なんてのも。そしてお習い事から家に帰ってきた後に学校の宿題…いくら楽しくっても、丸々一日小学校で勉強してきた後にこれでは、元気いっぱいのお子さんでも疲れることでしょう。「ひとりでただぼーっとしているだけの時間」だって必要なのでは？大人だってそうなんだもん。お子さんなら尚更ですよ。「学校から帰ってくると、すぐに近所の子が遊びに誘ってくる。ウチの子は優しくて誘いを断れないから、すべての曜日を習い事で埋めました。その方が断りやすいから。」「勤め先から帰ると、毎日毎日○○君が家にいてゲームしてるのよ。もう来ないでね、外の公園で遊んでね、と言って帰宅させたら〇〇君のママから電話があって『うちの子と遊ばせないとはどういうことですか』だって。毎日習い事を入れなくちゃ安心できないわ。」いやはや、何とも大変な「お習い事現代子育て事情」ですね。

さて、前回も触れましたが、問題なのは「中学受験と習い事は両立できる」と安易に考えている親御さんが本当に多いこと。現在の学力や残り期間などを考えるととても両立できる状態ではないことを説明した上で「習い事はやめてくださいね」とこちらが言って、親御さんも「わかりました」と言ったたはずなのに結局いつまで経ってもやめる気配すらない。大手塾でよくある「合格体験記」の中でも「小6の最後までサッカーと両立させて合格しました」とかちょくちょくありますね。しっかりそれまで「受験勉強」してたらいいんですよ。小さい頃からサッカーと勉強を両立させようとしてきた、その子なりの努力があったはずだからです。でも、その努力はお子さんがすることであって、親御が「サッカーで疲れたから塾の宿題ができませんでした。でも○○中学には行きたいんです。どうすればいいですか？」では、両立どころか親御自ら「自分の子はヘタレです」と認めているようなもの。これでもまだ、中学受験と習い事を両立させられると言い張るのでしょうか？今回はここまで。では、また。